俳景俳句コーナー
いよいよ九月じゃな。
 秋じゃと思うて本を引っ張り出したんじゃ。
じゃが、まだまだ暑うて結局  酒をかっ喰らって寝てしもうた。
向こうに閉じた和本と、手前に徳利と ひっくり返ったぐい飲みじゃ。
皆さんはもうちょっと真面目に一句捻って下され。
楽しい句が出来たらコメントから投句して下され。

勝ってですが、投句はお一人三句まででお願い致します。


皆様からの投句
   盃に夕空の色虫すだく
プーミンさん
   名月や盃かさね書を枕
プーミンさん
   この頁幾度目なるや秋の星
プーミンさん
   烏賊徳利月見の酒をぐいと飲み
thomas さん
   縁側に友の想い出共に飲む
thomas さん
   啄木も勇も古書で200円
jijikatura さん
   古本屋黄ばみし古書で棚作り
jijikatura さん
   酒と本ふるき日本を物語る
jijikatura さん
   とっくりにお酒入れてね座蒲団に
えっちゃんさん
   秋来たらたっぷり飲める空眺め
えっちゃんさん
   書に加え眠り薬は酒が良し
Green Keeperさん
   長き夜の一人深酒妻の留守
ぴーさん
   友帰り記憶のページを辿る秋
mikkon さん
   読みたいね眠たいねだねぐい寝たね

dekokakaka さん
   和本だなお調子こいてとっくりこん
dekokakaka さん
   秋になる本も読みたしグイ転ぶ

dekokakaka さん
   夜長にて徳利酒酔ふ文庫本
まめばぁーばさん
   この暑さ酒におぼれて本閉じる
こみかん小母さん
   天眺め盃転かせば夢ほろろ
              ページに踊るや武骨の士たち
あさこさん
   酒のアテ栞に絡む恋や花
あさこさん
   酔いの夜ページを繰ってキミ思い
あさこさん
   一葉の諦観有りし十三夜
ミールさん
   盃重ね閉じたる本に夜半の月
ミールさん
   いにしえの女人哀しき和歌ありて
ミールさん
   とっくりと盃と本の運動会
miyanotanino-taka さん
   読書する秋の夜長のおたのしみ
ぴんくのかえるさん
   月眺めおちょこ注ぐ手酌酒
ぴんくのかえるさん
   降り月が酔い寝に覗く酒落の本
阪奈の三ちゃんさん
   ほろ酔いに心弾みて洒落夜学
阪奈の三ちゃんさん
   独り身の洒落と酔いとの長月夜
阪奈の三ちゃんさん
   夜もすがら読書の秋に杯重ね
里山みのきちさん
   清張をめくるほろ酔い夕月夜
佳香さん
   悪集い秘本肴に熱燗す
ぼんちゃん
   長き夜読書のつもりがアイマスク
himadan さん
   月よりもミニカー愛でて悦に入る
himadan さん
   旅の宿しっくりくるには暑すぎて
himadan さん
   夢枕月に呼ばれていばりせし
マックさん
 彼岸過迄寝ていれば清何処
マックさん
 ラフカディオはあんと八雲に酔ふいつも
マックさん
   長月夜晩酌一杯本読みて
              いつのまにやらおちょこと添い寝
れもんさん
   秋の酒読書の続き夢の中
たぁ坊さん
   宵宵に酒に酔いよい良い月夜
ダンボさん
  古本のセリフをツマミに酒を飲む
みよさん
   月の夜紅葉のしおり閉じはさむ 
みよさん
   猪口と月 欠けた同士で過ごす夜
take 1さん
   十五夜の月見て楽し手酌酒 
くま笹さん
   秋夜なが本とお酒に助けられ
simpletaka さん


お名前の間違えや誤字があればコメントからお知らせ下さい。

〈御案内〉
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皆様も俳句と一緒に楽しんで頂ければ幸いです。


日々是好日