ありますね、プルーン。結論から言うと——
「プルーン=乾燥させたスモモ(プラム)の一部」なので、生のままはそもそも“別の名前”で売られていることが多いからです。
さらに、日本では生プルーンがあまり流通しにくい理由もあります。
◆ プルーンの正体
- プラム(西洋スモモ)のうち、乾燥に向いた品種を乾燥させたものが プルーン
- 生の状態は 「プラム」または「西洋スモモ」 として売られます
※ 生の状態を「プルーン」と呼ぶ地域もありますが、日本ではあまり一般的ではありません
つまり、あなたが「生のプルーンを見ない」と感じるのは、
実はお店には出ているけど“プルーン”という名前では出ていないためです。
◆ では、なぜ日本では生プルーンがほとんど見かけないのか?
以下のような理由があります:
① 生産量が少ない
日本で生プルーン(乾燥用品種)を作っている農家は少なく、
長野県など一部の地域で少量生産されているのみです。
② 足が速く、輸送に向かない
生プルーンは傷みやすく、日持ちがしないため、
広く流通させるのが難しいという事情があります。
③ 乾燥品としての需要が圧倒的に高い
プルーンの健康イメージ(食物繊維・鉄分など)が強いこともあり、
乾燥プルーンのほうが圧倒的に需要が高い=生のまま大量に出すメリットが少ない。
④ 海外産の生プルーンは検疫の問題でほぼ輸入できない
生のままの果物は害虫や病気のリスクがあるため、
アメリカ産などは生果実の状態では輸入できないことが多いです。
(乾燥してあればクリアしやすい)
◆ 実は、探せば“生プルーン”はあります
- 長野県産を中心に、8〜9月頃にだけ店頭に並ぶことがある
- 通販(農家直送など)で手に入る場合もある
ただし、一般のスーパーで常時見るのは難しいです。
必要なら「生プルーンの見分け方」や「どんな味なの?」もお答えしますよ!



