上顎前歯の被せ物は不揃い

歯間の接触が弱い(のであちこちモノが挟まる)

個々の歯をピンセットで押さえると(生理的動揺以上の)動揺がある

歯周ポケットは4㎜前後~10㎜前後 ・・・・・・

全体の(パノラマ)レントゲン写真を撮ってみると

全顎に渡って骨吸収が見られました

今まで ”それなり” の治療しか受けて来なかったことは

明らかでした

しかし 唯一の救いは8本の失活歯のうち

うまく行っていないものは右下6番だけでした

「保険治療しか受けられませんでしたから…」

「保険治療が全ていい加減なわけではありませんよ」

「…… そうでしょうか?」

「ええ そうですよ」

「でも いつもアッという間に終わっちゃいますよ」

「まぁ 治療ステップによっては

10分程度で終わることもありますけど

いつもいつも10分治療ではないでしょう」

「それはそうかも知れませんけど… 

何かいつも追い立てられるようにして

治療が終わる感じですけどねぇ…」

「まぁ 保険主体で 

人気のある歯科医院は混んでますからね

ひとりの患者にじっくりと時間を取ることは

なかなか出来ませんからねぇ」

「ええ 質問をしようとしても 

アッという間に居なくなってしまって(笑)」

「保険治療は制約も多いですからね 

早く進めたいと(歯科医が)思っても

ルールに則って進めると(治療ステップを)

小分けにして治療を進めることになっちゃうんですよね」

「よく分かりませんが 

とにかく 延々と(通院が)続く感じです」

「まぁ おっしゃることはよく分かります

それでね 今日は 2時間取っていますので

色々なことをまとめてやって行きますからね」

そして 本日やることを一つ一つ説明しました