私どもでは 専属の歯科技工士を3人抱えております
50代前半の田村 40代後半の瀬川と真栄城 です
昨年は もう一人 30代の中馬もおりまして
4人態勢でしたが 残念ながら 昨秋 急逝致しました
歯科技工所をスタートさせて6年目となりますが
もともとは 10余年来の付き合いのあった田村が
当時の勤務先(某歯科技工所)で
十分な評価を受けていなかったことから
「給与を50%上げるから一緒にやらないか?」
と声を掛けたのがキッカケでした
今回紹介するのは 田村が手掛けた症例です
下顎前歯を1本抜歯し 両側の天然歯を削り
ジルコニアブリッジで補綴したものです
☟治療前(麻酔を打った後)
患者は
「下顎前歯の歯並びが気になる」と云う60代の女性です
左下1番が後退しており 叢生(乱杭歯)となっています
抜歯してインプラントを入れても両側の歯を削ることは
避けられません
インプラントで補綴してしまうとインプラントの費用が
余計に掛かるため費用対効果を考えブリッジを選択しました
☟左下1番抜歯時
☟両側の歯を形成(削ること)した後
抜歯窩が治癒する(埋まって来る)間
仮歯を入れて数週間待ちました
そしてカタドリしてジルコニアブリッジを装着しました
3本の歯牙の幅径が自然に見えるよう工夫されています
色目も形態も天然歯と見まごうほどの出来栄えですねぇ
ちょっと口を開いてもらったのが下の写真です
切端の形態に至るまで綺麗に作られています
飲食店の評価でしたら
出来上がった料理を食べてみたら即座に分かります
歯科医の実力の評価は難しい(と患者さんは言います)が
『いい歯医者』の要件の一つは
技術力の高い技工士と組んでいること だと思います