「春眠暁を覚えず-春の眠りは心地が良いので、朝が来たことを気づかずに眠り込み、なかなか目が覚めない」という故事成語を、ずっと、春は昼間にウトウトしてしまうほど心地よく、なかなかシャキッとしない、と間違って覚えていたことを教えられ、恥じ入る今日この頃、いかがお過ごしでしょう。
こんにちは。長光津のKです。
個人的に好きな季節は夏ですが、今の時期は過ごしやすいですね。
春眠暁を覚えず、は「処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知る - あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえる 昨晩は風や雨の音がしていたが 花はどれほど散っただろうか」と続きます。
起き抜けに散りゆく花のことを考える心緒なんざ風流ですねえ。
さてこの故事成語の意味を間違えて覚えていたことは前述のとおりですが、ここ最近、まあ昼間眠くて眠くて、ボトル入りのガムを買ってしまいました。
幼少の頃はマルカワのフーセンガムが、特に黒猫フェリックスのキャラクターがパッケージにプリントしてあるイチゴ味が駄菓子のお気に入りでした。
こういった子供のおやつ的なものから、時代と共に刺激的な味で眠気覚ましを目的にするものや、虫歯を予防するものなど、段々と機能的なガムが出現することとなりますが、虫歯予防機能を持つキシリトールなんかが有名ですね。
キシリトールは甘味料で、1997年に食品添加物として認可されました。
いわゆる砂糖と同等に甘いながらも吸収が穏やかなので血糖値の急上昇が無く、代謝にインスリンを必要としないので、糖尿病の方が食されても問題ありません。プラス虫歯予防とはスグレモノ。
そして近年ガムは「体脂肪を減らす」という機能性表示の時代へとやってまいりました。
これはブラックジンジャー抽出液を配合してあり、BMIが高めの人の体脂肪を減らします。
普通のショウガではあかんのかいなと思いますが、いわゆる生姜ではありません。ウコンに近いですかね。お間違いなく。
ただこれ、ガムでなくてよいかも・・・。
さてさてチューインガムってやっぱり気分をリフレッシュするのがまずは、の目的かと思いますが、がん予防に効果があるなんていう研究もあります。
これはガム自体ではなく、咀嚼によって唾液が分泌され、唾液に含まれる活性酸素を消去するペルオキシダーゼという酵素が働くことによるものです。
魚などの焼けコゲに発がん性があるなら昔からガンが多くてもおかしくないのに、近代になって増えたのはなぜか。昔ながらのものがガンの原因とは考えられない、というところからの研究だったようです。
結果を言えばコゲはガンの原因となるのですが、唾液がその毒性を消すということを突き止めたのでした
はたと思いましたが、早食いの私、危ない。
違う意味で眠気が覚めました。
皆様よく噛んで食べましょう。
良い一日を。