秩父33か所霊場巡りpart6~最終章~ | パンの美味しいBAR ブルーモルフォ

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☆銀座のバー ブルーモルフォで一休み☆

巡礼はいよいよ佳境です。


札所30番を目指します。


この辺は電車の線路をはさんで右に行ったり左に戻ったりするルート・・・


というのも巡礼ルートが一部道路閉鎖されていて一度踏切を渡ったのにまた迂回するのに二回踏切を渡ったのでした。


修行・・・修行・・・


途中、田舎のスーパー?的な商店がありました。

今夜道行が難航して夜通しになると食糧が不足するのでバナナとパンを購入。


29番から1時間50分かかって到着。


第30番札所 法雲寺

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秩父線の終点駅「三峰口」にSLが止まっていて、鉄道ファンがたくさん集まっていました。


さりげなく横を通り過ぎようと思いましたが、いきなり汽笛をあげて動き出したのでビックリ!


やはりひきつける魅力があるなと感じました。




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駅の西側を北に進むと河を越える橋がありました。


河ははるか下、100メートルくらい?


気持ちの良い景色です。



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さて、いよいよ31番に向けて進んでいこうと、道を探していました。


地元のおじさんに聞いたところ開口一番「バスで行け」と。


なんでもここから31番までは普通に歩いて2時間以上かかるそうです。


親切にバス停と時間まで確認してくれたので20分くらい待つことにしました。


時間どおりバスが来て順調に小鹿野町まで到着。


「よしよしだいぶ時間をかせげたぞ」・・・・・


バスの運転手が札所までの道のりを説明してくれました。


「その先の学校の脇を抜けて橋を越えると299号にでるから左に行けばいい」

「だいたいあの山の向こうだね」


なるほどわかりやすい!


あの山ってあそこに見える山だな、たいしたことない・・・・


と、思ったのが間違いでした。


学校を抜けて橋まで20分、



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299号に出るまで転げ落ちそうな坂道を降りて、また這って登るような坂道を上がってようやく到着。


そしてそして、行けども行けども表示版が見えず!!


すでにバスを降りてから1時間以上歩いています。


たまりかねて地元の子連れのお兄さんに聞いてみたところ


「ここを行って郵便局の横を左に曲がって、橋を越えたら突き当るのでそこを左に、あとはまっすぐ」

「大体2キロくらいかな」


なるほどわかりやすい!!


でもだまされてはいけません。


地元の人の感覚は都会の私たちと違うのです、きっとまだまだあるでしょう。


でも郵便局の先に表示版を発見、「残り2.1キロ」


やったぜ、さっきのお兄さんはほぼ正しかった!


さらにしばらく行くと、言ったとおりに橋があり、渡ったところにまた表示版発見!しかし!!


「残り2.1キロ」  って何これ!(怒)


これは地元のひとの罠か、はたまた修行のハードルか。


そしてさらに15分くらい行きました。


もういい加減半分以上は来たなとおもったらまた表示版・・・


「残り1700メートル」


なんで???????


平坦な道を15分歩いて400メートルかい!


思わず修行のおだやかな心を忘れてしまうところでした。



結局30番札所から3時間かかって到着。


第31番札所 観音院



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しかし、ご覧ください、お寺はこの山の上なんです、まさにでたな妖怪!です。


そして例の案内茶坊主がこんな看板を持っていました。


笑っちゃうので見てやってください。


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山門には赤い杖が用意されていましたのでお借りして、お経を唱えながら登ってみました。


どう考えても296段以上ありました(笑)




お堂の左には役の行者が修行をしたとされる滝がありました。


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お堂は巨大な岩をくりぬいて作られているような見るからに荘厳なたたずまいでした。



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さてこの時点で時間は16時。


東京に帰れる最終電車は21時半ですが、残り距離を考えるとすでに厳しい状況です。


そこで今夜はどこかに泊まろうと、お寺の茶屋のおじさんに聞きましたところいろいろ電話してくれたのですが、


あいにく連休で小さい民宿まで満室。


「秩父まで出れば宿はきっとあるよ。次の32番を目指していけば秩父の町の方面だよ」


と、教えてくれました。


そこに、やり取りを聞いていたご夫婦が


「私たちはこれから32番札所に回りますがご一緒に」と言ってくれました。


なんという嬉しいことでしょう、心から感謝です。



車で送っていただいて30分で到着。


第32番札所 法性寺


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ここで欲が出ました。


急げば回れるのではないか・・・


道はだいたいわかりそうなので気持ちを奮い立たせて歩き始めます。



縮尺のいい加減な地図にもなれました。


きっと見たままの距離よりもかかると思いますがせっかくのご好意で時間が節約できたので


チャレンジです!




ということで畑の中を順調、というより以前より格段に早いペースで進みます。


途中にはこんなところにも表示が。



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でもあたりはだんだん暮れてきました。


心細い気持と、焦る気持ちとの戦いです。



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そして到着、


第33番札所 菊水寺



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あたりは真っ暗。


時間は6時。


さあ、はたしてあと一つ!行けるでしょうか?



ここで選択肢は二つ。


急ぐ旅でもないので町に行き、宿を探して明日チャレンジ。


あるいは暗い中をとにかく進み、うまくすれば最終電車で帰る。



当然選択は後者です。


足もきのうよりだいぶ動くので地図をたよりに進むことにしました。



予想通り国道に出るまでに地図の表示よりだいぶかかりました。


でもなんとか間違えずに行けて、いよいよ札所に向かう山道の入口に到着。



真っ暗・・・そして真っ暗。


時間は7時半ですが、懐中電灯がまた大活躍&熊の恐怖との戦い。


この間の状況は割愛いたしますが、


集落の明かりが見え、すこしひろい道に出ました。


地図ではここから左に少しで札所のはず。


「行ける!」


と確信したのもつかの間、行けども行けども表示はなく、道もどんどん上り坂&真っ暗に。


その時、札所にあるのぼりが見えたような気がしました。


近づくと確かに上りです!


そしてその下の表示です。


「第34番札所 ここより山道1時間半」


え?


何?


さすがにガッカリ。


全ての力が抜けました。


なんという大どんでん返し!



よし、今回はここまでだ!


このまま町に降りて泊っても部屋のある補償はないし、仮に泊ってもこの距離ですから


明日一日かかってしまうかも知れません。


無理は禁物ですので、今回の巡礼はここまでで、終電を目指すことにしました。



再三言いますが、地図の距離と実際がかけ離れているので楽観はできませんが


皆野駅に行ってそれなりに電車が来れば西武秩父駅からの終電に間に合う期待はありました。


ところが行けども行けどもの、またまた修行の道のり。


時間は迫ってくるしあきらめと期待のはざまで足をすすめ、休憩の余裕なし。


地図上は皆野駅周辺ですが詳細の地図がなく、そして


”道を聞く住民は誰も歩いていない”のです。


ようやく犬を連れたお兄さんに駅を訪ねると


「あぁ、ここを行って突き当ったら右に曲がって、その先二股を左に行けば駅ですよ」


なるほどわかりやすい・・・


予想通り時間がかかりました。


時間はもう9時です。


駅について電車がすぐにきてギリギリの状況。


こんなローカル線でタイミングよく電車が来るとは思えません。


あきらめてのんびりいくか?


いえいえ、チャンスがある限り急いで行こう!



そして駅らしき風景が見え、何人かが集まっています。


もうすぐ電車が来る雰囲気。


そうです、駅についたまさにその瞬間に電車到着!!!


この最後のラストスパートのおかげで、西武線乗り換えも猛ダッシュでしたが、無事に最終のレッドアローに滑り込みセーフ。



これにて秩父33か所霊場巡りは終了。



終わって思ったのは、とにかくひたすら前に進むことを継続すれば、時間はかかるかもしれませんが


いつかは目指す所へ到着するのだ、ということ。



お店も〈皆様の幸せを願いつつ〉不器用にでも続けていけば、


いつか自分の満足できる”どこか”に着地できると信じて頑張っていこうと思いました。


あきらめて