銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です
こんなニュースが!
*重水:重水素原子(2HもしくはDと表記)と酸素原子で構成された水
がん組織で
①重水が蓄積すること
②重水の蓄積が、放射線治療や抗がん剤による治療に対して早期かつ鋭敏に変化すること
が分かったのが今回の研究成果です
1日とか3日でこんなに変化が分かるって、すごい、、、
実際、乳がんとか触れる腫瘍だと、抗がん剤を投与して数日で小さくなっていくのを実感できることがあります
でも、内臓などの触れることができない臓器だと、抗がん剤開始から3か月後のCTまで小さくなっているかどうか分からないんですよね、、、
もちろん、腫瘍マーカーでも判別は付きますが、多くの医師が
画像検査でしか、抗がん剤の効果は評価できません
と言います
まあ、目に見えるものしか信じないということなんですが、、、
あ、自由診療でがんが縮小したのを目の当たりにしても、信じないな、、、
脱線しました
膵臓がんや難治がんなど、抗がん剤の奏効率が高くないがんには、この技術は有用だと思います
効いているか効いていないか分からないまま、次のCTの結果を見るまで続けられるよりは、(選択肢が少ないという問題はありますが)早めに評価できた方が良いです
あと、たまに、がん細胞が死滅していてもかさぶたみたいになって(線維化してて)、いつまでたっても大きさが変わらないというケースがたまにあります
そういった場合には、CTでは評価不能(PET-CTなら評価可能)なので、こういった技術が活用できます
また、この技術は、「(転移巣の)一部は縮小しているけど、一部は増大している」というような臨床でよくある、評価が難しい場合にも使えると思います
早く使えるようになってほしいですね
あ、でも、そんなにガンガン撮れるようにしたら、医療費がかさんでしまって、大変なことになるか、、、
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