銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です

 

 

通院中の患者さんが、こんなニュースがあったと教えてくれました

 


な~にぃ~

ビールでがんを抑制だとぉ

 

そんな、いいことがあるのか??

 

これからのビアホールシーズン、堂々と飲めるじゃないかっ!!

 

 

って、ちょっと落ち着いて内容を詳しく見てみましょう

 

岡山大学(岡大)は6月28日、ノンアルコールビールやアルコールを除いたビールを餌に混ぜてマウス肺がんモデルに食べさせたところ、肺発がん物質による肺悪性腫瘍の発症数が有意に減少し、うち約2〜5割(15匹中3〜8匹)のマウスには悪性腫瘍が発生しなかったことを確認したと発表した

 

 

ちっ、ノンアルコールかい

 

という心の声は置いといて

 

 

ノンアルコールで肺がんの生成を抑制できるかどうかの実験

マウスに水もしくは水で練った練り餌を与えて肺発がん物質(タバコの成分)を投与したところ、水だけのマウスでは平均5.5個の肺がんができたが、ノンアルコールビールを練り餌に混ぜて投与する実験を2回実施したところ、マウスにできた肺がんの数はそれぞれ平均3.0個、1.7個と有意に減少したことが確認されたという

 

要は、肺がんの発がん性物質を投与しながら、ノンアルコールビールを混ぜたエサをあげたら、2回とも肺がんの発生が少なかったということです

 

 

ちなみに、アルコールを除いたビール(表現がややこしいので、脱アルコールビールとしましょう)の実験では

 

マウスに水と水で練った練り餌を与えて肺発がん物質を投与した群では93.3%のマウスに肺がんが確認されたが、脱アルコールビールを練り餌に混ぜて投与した群では53.4%のマウスに肺がんができていないことも確認された

 

どちらも半減じゃいないですか、、、スゴイ、、、

 

 

 

ってか、ビールでもがん抑制になるみたいデス…

ノンアルである意味があるのか??

 

 

 

発がんを予防したメカニズムとして

 

ビールがDNA損傷に対する修復促進作用によってがん発症を予防している

 

ビールが増殖シグナル伝達を阻害し、がん細胞の増殖を抑制する

 

ということですので、ノンアルじゃなくても良くね?!

 

と個人的には思う訳です、、、

 

 

この研究を行った研究者のひとことがまた(笑)

いくらビールがタバコの有害物質でできたDNAを傷を修復するからって、タバコは万病のもとですからね!!


 

 

 

 

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