銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です。
こちらの続きです
小児がんの5年生存率は
今ではこんなに高くなっています
ただ、まだ体ができていないうちに
抗がん剤や放射線治療を行うので
体へのダメージは大きく
長期にわたる合併症が問題となります
小児がん治癒後30年間のフォローし
死亡した症例データがあります
死因は
1.再発 58.0%
2.二次がん 18.5%
3.循環器疾患 6.9%
4.事故 4.9%
5.呼吸器疾患 2.6%
6.自殺 1.5%
となっていました
30年のフォローで二次がんが
これほど発症しているくらいなので
やはり早期発見が重要となります
ちなみに
二次がんの部位は
1.リンパ血液
2.骨、結合組織、皮膚
3.脳、神経系
4.消化器、腹腔
4.乳腺
6.呼吸器、胸腔
6.泌尿器生殖
の順番となっていました
数年前に筑波大病院が初めて
小児がんサバイバードック
(小児がんサバイバーのための人間ドック)
を開設しました
内臓機能の異常だけでなく
がんの早期発見も狙っているので
CTやMRIなどの画像検査が加わり
人間ドックの費用も割高になります
その問題を何とかするために
同時にクラウドファンディングも行い
費用が半額以下になるようにしました
その時の記事
↓↓
こちらの記事も参照に
合併症のつらさだけでなく
医療費助成の問題もあります
先ほどのデータで
”自殺”の割合も気になりました
小児がんサバイバーの方が
生きやすい世の中になるよう
国はもっと予算を付けて欲しい
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