病院×ダイエットで検索すると
様々なダイエット法が出てきます
通常の病院だと
・食事指導
・運動指導
くらいしかありませんが
これらは結構大変で
太ってしまう生活習慣の方が
指導通りに実践する訳はなく
大半が失敗に終わってしまいます
人間ですから、楽な方法があれば
間違いなくそれに頼る訳ですが、
楽なダイエット方法の一つに
薬によるダイエットがあります
いくつかご紹介します
①防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
漢方薬なので安全性が高いと思われ
気軽に出す医者も少なくありません
実は、ナイシトールという名前で
小林製薬から販売もされています
小林製薬のHPにも防風通聖散とありますね
HPにはこう書いてはありますが、
実際は、脂肪を便として排出する
下剤のような感じの効果です
相変わらずのギリギリの表現で
さすが小林製薬です
通じは良くなる人が多いですが
良くなりすぎて下痢になる人もいます
添付文章上の副作用は
皮膚の発疹・発赤、かゆみ、胃の不快感、
激しい痛みをともなう下痢、腹痛
間質性肺炎、偽アルドステロン症
肝機能障害などがあるので、
漢方薬だから安全と言う訳ではありません
②ゼニカル(オルリスタット)
海外では20年以上前から使用され
比較的安全性が高い薬です
リパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素を
働かなくなるようにするので
脂肪が消化吸収されず排出されます
防風通聖散と似たような感じですね
自由診療のクリニックで処方されたり
個人輸入で入手したりしています
副作用としては
脂肪吸収阻害による下痢
脂溶性ビタミン欠乏症
があります
ビタミンA、D、K、Eといった
脂溶性ビタミンの吸収が悪くなり
不足してしまう可能性があります
③サノレックス(マジンドール)
強力な食欲抑制作用のある薬です
覚せい剤アンフェタミンに似た成分で
依存性が高いので注意が必要です
副作用として
口渇、不眠、発汗、動悸、便秘
などがありますが、
強烈な眠気を催す人もいます
朝内服して1日中眠ってしまい
ご飯を食べずに済んだから
やせたことはやせたけど…
という知り合いがいました
精神疾患がある人には禁忌ですし
使用する際は慎重さが必要です
また、不正処方・不正輸出をして
逮捕者が定期的に出る薬でもあります
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まだまだありますが
続きは次回に