出演直後から多くの反響をいただきました。
20年間音信不通だった友人から連絡がきたり
一度だけお会いしてそれっきりだった方から連絡がきたり
テレビの影響ってすごいですね。
また、批判的なものから好意的なものまで、
本当に様々なコメントも頂きました。
同じ放送を見ても、
「説明が分かりやすかった」という人もいれば、
「説明が下手だった」という人もいましたし、
「堂々として問題なくやっていた」という人もいれば
「しどろもどろだった」という人もいましたし、
人間の見方って人によってこんなにも違うんだなと。
さて、批判的なコメントはかなり少数でしたが頂きまして、
そのほとんどが医師の方からでした。
「血液内科でもないのに出演している」
「白血病といっても様々な分類があって、
それによって予後も違うのに」
「白血病は死ぬこともある恐ろしい病気だ。
治る病気だなんて簡単に言うな」
「二次がんのことに触れていない」
もっといろいろ言われましたが、多くはこんな感じです。
私自身、言いたい人には言わせておけばよい
というスタンスなのですが、ちょっとだけ反論を。
今回の件は、突然の発表でしたので、
テレビ局の方は血液内科の医師を探しまくったそうです。
結局見つからず、
監修・コメントできる医師不在では番組が成り立たない
ということで、私のところに連絡がきました。
私は血液内科医(白血病の専門)ではありませんので、
数多くの白血病の患者さんを診ているわけではありません。
それもあり出演に関して悩みましたが、
以下の理由で受けることにしました。
現在、白血病専門というわけではありませんが、
以前は診ていたこともありますし、
白血病や小児がんを克服した方々との親交もあり、
彼らと治療のこと、その他のことなども普通に話せます。
(副作用だけでなく、彼らの気持ちにも触れています)
また、抗がん剤の種類や副作用なども、
その辺の医師よりは詳しいつもりです。
(抗がん剤について全く知識のない医師もたくさんいます)
何より、製作スタッフの方が困り果てておりましたので、
私なんかで良ければという気持ちでした。
(じゃあ番組自体作らなければいいというツッコミは無しで)
それで出演したわけですが…
実は、急性リンパ性白血病で3種類の型に、
急性骨髄性白血病だと8種類の型に分けることができ、
使用する抗がん剤や予後が異なることがあります。
また年齢や染色体異常の有無でも
抗がん剤や予後が変わります。
こういった教科書のような細かい情報を、
イチイチ解説した番組を朝から見たいと思いますか?
それをして、視聴者がどれだけ理解できると思いますか?
医師の自己満足で終わりませんか?
また、白血病で亡くなる方もたくさんおりますが、
治る確率も十分あります。
それを、”死ぬ可能性もある危ない病気だ”と、
マイナスのイメージを強調して
テレビで、それも朝の番組で言って、
誰が幸せになるのでしょう?
一般の方の中には、数十年前のイメージで
白血病=死
というイメージを持っている方が多くいます。
そういった方々に、
必ずしも 白血病=死 というわけではない
治る可能性も十分ある
ということを伝えられただけでも良かったと思います。
また、18歳という年齢での白血病治療となれば
妊孕性や二次がんの問題が出てきますが、
これから治療に向かう段階で、それもあの限られた時間で
言う必要があるでしょうか?
以上、プチ反論でした。
炎上しませんように…
あとは、
VTR中に伊藤利尋アナがいろいろと話しかけてくれて
本当に優しい人だった
とか
メイク室でデーブ・スペクターさんが
いつも通りギャグをとばしていた
とかありますが(笑)
余談ですが、ゲイ関係の方から
「あの先生ゲイっぽい」
「あの先生、ネコかな?」
*ネコはゲイ用語で受け側のことらしいです
といった発言が上がっていたそうです・・・
狙われちゃうかな(笑)