ちかコラムvol.9

本日1月6日は二十四節気の一つ『小寒（しょうかん）』です。

小寒は寒さがますます厳しくなる頃を言います。

小寒のこの日が寒の入りとなり、節分までの期間を寒の内とも言います。

これから寒さが更に厳しくなるころとなりますが、冬至から半月ほど過ぎているため日の入りが遅くなっていますので、少しずつ昼が長くなったと感じられるようになります。

ちかコラム　

vol.９
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一期一会の観劇
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　先々の公演情報は、それぞれに今でいうところの解禁日というか、発表をして良いタイミングが決まっています。番頭はそのご案内を絶妙なタイミングでご贔屓さんにきちんとお知らせをしなければなりません。
　ご観劇いただける日のご要望をお伺いしたり、中にはお伺いするまでもなく、この日とすでに決まっていらっしゃる方もいらっしゃいます。同じ演目で何度も足を運んでくださるご贔屓さんもいらっしゃいますし、遠方からお越しいただけるお客さまもいらっしゃいます。そうしたチケットのお手配はもちろんのこと、お食事の手配もします。
　一期一会の観劇を最大限にお楽しみいただけるよう、お出迎えから始まってしっかりお世話をするのが番頭の仕事です。

一期一会の……、と申しますのは、映画と違って毎日、生身の役者が演じますので、初日、中日、千穐楽と舞台の雰囲気や味わいが異なり、それを楽しむ観劇のベテランもいらっしゃいます。

毎日が生身。舞台で鼻血が出たり、髭が取れたり、アクシデントもたくさん。ですから歌舞伎観劇は一期一会だと私は思うのです。