YOU GOT TO BE THE ONE

今日の1曲はMARYANN FARRA & SATIN SOULの「YOU GOT TO BE THE ONE」(1976)です。アルバム『NEVER GONNA LEAVE YOU』に収録。
「YOU GOT TO BE THE ONE」はシカゴ・ソウルの顔ともいえるソング・ライター、アレンジャー、シンガーのEUGENE RECORDがMARSHALL ARRINGTONと書きあげたナンバーで初演はCHI-LITES。なのでこのMARYANN FARRA & SATIN SOULのバージョンはカバーとなります。
両バージョンともボーリングやビリヤードなどの娯楽製品で有名なBRUNSWICKからのリリースですが、BRUNSWICKはMOTOWNなどと同様に一発ヒットがでるとその曲を同レーベル内の他のアーティストにもやらせるという商法を使うことが多いですね。MARYANN FARRA & SATIN SOULのこの『NEVER GONNA LEAVE YOU』の中では更にCHI-LITESのヒット・ナンバーの「STONED OUT OF MY MIND」のカバーや同じくCHI-LITESの「LIVING IN THE FOOTSTEPS OF ANOTHER MAN」のアンサーソング的なカバー「LIVING IN THE FOOTSTEPS OF ANOTHER GIRL」もやっておりますしね。ちなみに「LIVING IN THE FOOTSTEPS OF ANOTHER GIRL」は同レーベルのTHE PROMISESというグループが既に72年にやっております。
使い回しというかリサイクルというか、MOTOWNやBRUNSWICKに限らずブラック・ミュージック業界自体、ヒップ・ホップのサンプリングなども含めて、そういう手法を使うことが多いように思います。みんなで儲かろう、良くなろうというような仲間意識、同胞意識、家族意識が強い証でもあるのかもしれませんね。
閑話休題。「YOU GOT TO BE THE ONE」ですが、曲調や出だしの男性の低音ボイスによる語りでBARRY WHITEの曲と間違えそうでもありますが、涼しげで優雅なストリングスも心地よいリラックス・ムード溢れるミディアム・フローターでフォー・コーナーのフィット・ナンバーとしてGINZA MAGICでも人気の1曲です。
TODAY IT SNOWED

今日の1曲はPOSITIVE FORCEの「TODAY IT SNOWED」(1980)です。アルバム『POSITIVE FORCE』に収録。
POSITIVE FORCEはBRENDA REYNOLDSとALBERT WILLIAMSによってペンシルバニアで結成されたファンク・グループ。アルバム『POSITIVE FORCE』はSUGAR HILL RECORDSからリリース。
POSITIVE FORCEと言えばロック・ダンサーやブレイカーにも人気の必殺ダンス・クラシックス「WE GOT THE FUNK」ということになるのでしょうがアルバム内ではこんな小粋な曲をやっていたりします。ブラジリアン・フレーヴァーを隠し味としたこの曲はフリーソウル・ファンのハートを射抜きそうな素敵なミディアム・ナンバーで個人的にも大好きな1曲です。
POSITIVE FORCEはこの後、POSITIVE EXPRESSとグループ名を変えて1982年にアルバム『CHANGIN' TIMES』をリリースしますが、このアルバムのプロデューサーのMR. LUCKYという謎の人物の正体が、良質なスウィート・ナンバーをSYLVIAと共に量産していた甘茶大王ことGEORGE KERRであるというのはソウル・ファンの間では有名な話です。
