銀座の数寄屋橋交差点のそば、モザイク阪急とGINZAファイブの間にある泰明小学校をご存知ですか?

半円形の窓と蔦のからまる校舎、アーチ形の塀とヨーロッパのお城のような門(実際に、フランス貴族の館から移築されたそうです。)など銀座の街のランドマーク的な学校で、キリスト教系の私学のような雰囲気ですが、実は、中央区の公立小学校なんです。
著名な卒業生としては、北村透谷、島崎藤村、近衛文麿、朝丘雪路といったところでしょうか。
現在、各学年2クラスの約350名が通っているそうです。

こんな、お洒落な学校にどうすれば入学できるかというと、主に以下の3つの方法があります。

① 学区内に住む
泰明小学校の学区は、まさに銀座。住所に銀座が付くところが学区です。但し、1丁目~4丁目は、番地により、京橋築地小学校になってしまいますので要注意です。目安としては、メルキュールホテル、ホテルモントレ・ラ・スールギンザより西側ならOKです。
詳しくは、
銀座
1丁目2~10番、11番(1号、2号)
2丁目2~9番
3丁目2~8番
4丁目1~8番
5丁目全域
6丁目全域
7丁目全域
8丁目全域
です。

② 特認校制度に申し込む
中央区には、一部の学校のみを対象に、学区に関係なく入学できる素晴らしい制度”特認校制度”があります。対象学校は、泰明、日本橋、城東、阪本、常盤の5小学校ですので、泰明小も含まれていますね。但し、各学校別に特認校としての募集枠があり、泰明小は毎年30人程度で、応募者多数の場合は抽選となります。実際に、昨年度の倍率は2倍強だったようです。
学芸大学附属竹早小や筑波大学付属小のような人気のある国立大学付属小の倍率は20倍以上ですので、名門校としては、比較的、入りやすいですね。親御さんの運次第ですが(笑)

③ 指定校変更を申請する
中央区には、特認校制度以外にも指定校変更制度というものもありますがこれはちょっとハードルが高くなります。
以下の条件に該当する場合、中央区の教育委員会に事前に申請すると、優先的に入学できるようです。
・兄弟姉妹が既に在学している
・泰明幼稚園に在園している
・両親の勤務先が上記①の泰明小学区内であり、放課後、児童を預かることができる

特認校制度が出来る2009年以前は、学区内の児童数が少なかったため、親が卒業生であったり、勤務先が銀座というだけで、比較的、簡単に指定校変更が認められたようですが、最近は特認校制度の導入により生徒数が急増しているため、指定校変更のハードルは高くなったようです。

なお、入学後、中央区内に転居した場合は、転居先の学区の小学校に転校するのが基本ですが、実際のところ、そのまま泰明小に留まることも可能なようですので、入学時だけ、上記①の学区内の住所に引っ越すという抜け道もありますが、そのまま留まれるかという保証は出来ません(笑)

次回は、その他の特認校について取り上げてみます。

銀座 ハワイ 子育て ブログ-蔦のからまる校舎
銀座 ハワイ 子育て ブログ-アーチ型の塀
銀座 ハワイ 子育て ブログ-フランス門