みなさま、こんにちは
訪問ありがとうございます。
株式会社銀翼の森
代表取締役まるやまみちこです。
はじめてのかたは
はじめまして！
プロフィールはこちらです。
介護業界で600余りの家族を支援して
18年、わたしにとっては
当たり前のことも
あなたにとっては
知らないことだったり、
びっくりすることばかりかもしれません。
介護のことで困っていませんか？
私の、知識や経験、知恵
とも呼べるようなものが、もしかしたら、
あなたのお役に立つかもしれません。
ちょっと聞いてみよう！
ちょっと話してみようかな？
と思ったら、どうぞ
お気軽にご相談くださいね。
私は新人ケアマネ時代に、
歩行器をおすすめして
お叱りを受けたことがあります。
今日はその時の失敗談です。
ケアマネとして私が担当した
A子さんは当時89歳、要支援２
独り住まいで、身の回りのことは
殆ど、ご自身でできるかたでした。
変形性膝関節症で膝に痛みがあり、
しゃがめないので
介護保険で週一回ヘルパーさんに、
トイレと風呂場の掃除を
してもらっていました。
大きな病気はないものの、
骨粗鬆症が進んでいること。
89歳という年齢。
さらには
膝の痛みをかばって足を引きずり
上体も片方に大きく傾いて
かなり転倒のリスクが高い。
「転んで骨折しないように気を付ける！」
これはケアマネとして、
ケアプランから外せない目標でした。
A子さんは、
人も自転車も多いエリアに
お住まいです。
お出掛けのお供は
いつもキャリーバッグ。
ご本人は
「これがあるから大丈夫！」
と言っていても
実際は
キャリーバッグを引いて
さっそうと歩く
という姿からは程遠く
キャリーバッグを支えに
全体重をかけて歩くので
ふとしたはずみに
キャリーバッグごと
倒れそうな姿に
いつもはらはらしていました。
「もうこれは、
すぐになんとかしなくては」と思い
単刀直入に
「歩行器を使ってみませんか？」と
おすすめしました。
しかし、A子さんには
「あんな年寄りくさいもの、使えません！」
ぴしゃりと、お断りされてしまいました。
(いや、89歳は、
実際にお年寄りなんだけどね～
うーん、オシャレなA子さん
「歩行器」っていう
名前のイメージが悪かった？)
ご本人の意向が一番ですが
ケアマネとしては予想されるリスクを
見逃すわけにもいかず
頭を抱えてしまいました。
幸いにも、その後も、A子さん
キャリーバッグでお出かけで
転倒されることはありませんでした。
しかし今の私なら、
さりげなくカバンから
オシャレな歩行器のリーフレットなどを
取り出して・・・
「最近はこんなものも
出てるんですねぇ｣と話題を振って､
ご本人の反応を見ながら
お話を進めていく
という戦法でいきます。
当時は、
まだまだ人を見て戦略が練れない
未熟者だったと反省しています。
お元気でプライドの高いお父様に
歩行器がすすめたいけれど
ちょっと言い出しにくくて…
等というご家族にも、
この戦法はオススメです。
最近の「歩行器」は、
各メーカーさん工夫されていて
色もデザインも
スタイリッシュな物が増えています。
男性を対象に
メンズライクなデザインの物
背が高く手も長い方向きの物
機能についても
電動アシスト付きの物
スーパーの買い物かごが
載せられる物など
色々な物があります。
お試し利用もできます。
まずカタログを見せてもらって
お気に入りの歩行器を
見つけてください。
そして、
福祉用具専門相談員に見てもらいながら
実際に使ってみて
歩きやすさや、操作しやすさを
チェックすることをおすすめします。
利用者の方にとっても、
ご家族にとっても、
安心安全な暮らしのために
福祉用具を
上手に使っていきましょう。
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