みなさま こんばんは

なんだかんだで介護業界17年になる

まるやまみちこです

 

いま、お邪魔している老人ホームで

ベッド上の介助が必要な入居者さんに

「私ね、貴女が良いのよ、優しいから!」と言われました

 

でも、実はこれ

私が人間として優しいのではありません

(あ、もちろん、怒鳴ったりとかしないし、

恐い人ではありませんがウインク

 

優しく触るのです 

例えば、仰向けで寝ている方

頭を持ち上げる時

いきなり持ち上げない

 

まず、ちょっと横を向いていただく

ベッドと頭(首に近い方)の間に

少し隙間ができます

そこに手を差し入れると

ちょっと頭が持ち上がる

 

そしたら、もう片方の手を

頭の下にきっちり入れて

しっかり頭を持ち上げる

 

言葉にするとちょっとややこしいけれど

まあ、こんな感じ

無理のないように2段階でって感じ

まあ、時間にすれば1、2分でしょうか

 

優しく触られると

安心だし、ほっとしますよね

これって、介護技術なんです

 

私が介護で始めて入社したのはA社

今だと日本で最大手の介護会社なのかな?

研修がものすごくしっかりしています

 

介護実技のテストがあります

ベッドに寝ている方を起こし、車いすに移乗

トイレに車いすで移動、便器に移乗、

排泄の介助をしてから車いすに戻る、

 

リーダーになるには

このテストに合格しなくてはなりません

どう介助したか、

方法と理由を理論的に説明できないといけない

当然、相手に安心感も与えないといけない

 

なかなかの難関、年に2回のテスト

合格に何年もかかる人もいます

(短期集中が好きな私、

何年もなんて、とんでもないと必死で練習、

百回の上は練習したかな?

その甲斐もあり一発合格!)

 

試験官を相手に実技のテストが行われるので

もうそれは心身ともに汗だく

 

テスト前に毎度10回位練習会が準備されていて

会社の力の入れようがわかるというものです

 

介護の事故を防ぐため

そして介護は究極のサービス業である

という会社の理念

 

こんな研修があったから

優しく触ることが当たり前

自然に身についているのだと思います

 

ご家族の老人ホーム入居を検討されるとき

見学先のホームで

スタッフにはどんな研修をしているか

聞いてみるのもおすすめです

 

では、夜も更けてまいりました

明日は土曜日、

良い週末になりますようにラブラブ

 

今日のラン