みなさま おはようございますハート

ハッピーホーム銀翼の森、看板犬のランですしっぽフリフリ
今日は令和元年大晦日
私はお留守番頑張りますあしあと
 
 
 
毎年、年末になると
「自分らしく人生を締め括るってこういうことなのかな?」と53歳の人生を終えられた男性のことを思い出します
 
末期がん、抗がん治療を終了。
「周りに気を遣って、好きな本も読めないから、自宅で最期を迎えたい」と独り暮らしの自宅(1LDKの賃貸アパート)に戻られた
輸液ポンプで痛み止めを入れ、口から服用する
痛み止めの麻薬管理はご本人と訪問看護師さん。
 
「これ不味くてね!」と、麻薬は美味しいコーヒーで飲み
 
家の物の場所は全て頭の中に入っていて、
洗濯バサミひとつでも、「どこの何番目の引き出し」と指示が出る
 
「麻薬が少し覚めると読めるんだけど、知らないうちに意識が無くて進まないね」と、枕の横にはいつも時代小説が開いてありました。
 
「情けないねえ、もうすぐ死ぬかっていうときに、いざとなると何食べたいって思い浮かばないんだからね。でも吉野家の豚丼復活したらしいからちょっと買ってきてもらおうかな」と、からっと笑いながら…
 
亡くなる数日前は千疋屋のフルーツシャーベットを一、二口、「あー故郷のブドウの味だ」と
 
同じ人間として、どのようにこの方の人生に関わったら良いのか、悩みながらの支援でした
まだそれほど在宅医療が進んでいないなかでの
お看取りでした
 
 
 
 
そして、なんともありがたいことに、
この在宅医療モデルの中心的役割の
小磯診療所さん
往診対応エリアに『ハッピーホーム銀翼の森』が入っています。
 
ホームがオープンして何年かしたら、
銀翼の森のご自宅での看取りを希望されるかたが出てくるかもしれません。
支えられる現実的な支援体制が近くにあることは、ホームにとっても、大きな財産です
 
 
ご入居される方には、皆さんお元気だからこそ
ご本人とアドバンスドケアプランニング(ACP )をして、思う存分その方らしく人生を生ききっていただけるようにお手伝いしたいと思います
 
「ときどき入院ほぼ在宅」
人生100歳といわれる時代
独りで住まえてこれが実践出来たら
日本中から羨ましがられますね
 
どうぞ良い大晦日になりますようにクローバー
犬ランラブラブ