チャンミンのしれん 13-1 | ねーさんの部屋

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ユンジェの妄想部屋です(時々旅グルメ)


なぜ、ここで、「チャンミンのしれん」なの?


そう思われているヘビー読者の方がいるかもしれません。


「オッパ!おじゃましま~す」の続きを読みたいとお思いの方も多いでしょう。


しかし、次は、この話、な、ん、で、す!


Telephone4が、突然の企画もの、だったんですが、ところが、なぜか、
しれん13の話につながってしまいました。


…やはり、こうなる“さだめ”だったのでしょう…。


Telephone4のユノのカッコよさに、胸をときめかせた人も多いと思いますが、
今回は、ユノの『カッコよさ』の対極の魅力、『かわいさ』が炸裂!


(…と、私は思っている。)


でも…、そうですね…。 今回の話は、ユノだけじゃなく、ジェジュン、チャンミン、
3人それぞれのかわいらしい魅力が出てると思います。(笑)


では、どうぞ、お楽しみください。


                         By 安寿子







チャンミンのしれん 13-1



…ユノ…。


さっきから、何度も僕の前を行ったり来たりしています…。


ねーさんの部屋-13-1


リビングのテレビ周囲やキッチンの棚辺りをキョロキョロ見回し、
首をかしげながら自分の部屋にもどりました。


そして、しばらく自分の部屋の中でガタゴト音鳴らしていたかと思うと、
部屋から出て来て、今度はバスルームへ。


ここでも、引き出しや扉をいくつも開け閉めしている音が聞こえてきます。


バスルームから出てきたユノの顔が、さっきリビングで見た時より、
確実に困った時の顔に変わっています。


僕は、我慢できずに、イライラしながらユノに言いました。


「ユノ! 今度は、何、探してるんですか!」


僕の顔を見たユノが、一瞬、おびえたような表情をしました。





ムッ。なんですか…、その顔は。





「ああ、いや…、大丈夫。自分で探し出すから。」


ユノは、そそくさと、僕の前を通り過ぎると、自分の部屋に入りました。


僕は、その後について行き、ユノの部屋に入りました。


ユノは、旅行用のバックを持ち上げると、内ポケットの中を確認しています。





「さっきから30分近く探して、まだ、見つからないんでしょ。
何を探してるんですか? 
僕の方が、どっかで見てるかもしれないでしょ。」


「う~ん…。そうかもしれないけど…。」


途方に暮れたって顔で、僕を見ながらも、まだ、話すの躊躇してますね。


「なんなんですか? いつもは、探す前から僕に聞いてくるくせに。
僕に、言えないような、物なんですか…?」


僕が不審な声を出すと、


「ああ、いやいや、言えないって言うか…、
チャンミンに知られると、ジェジュンに筒抜けになるからさ…。」


ユノが右手を振って否定しながら、困ったように言い訳をし出しました。


「ジェジュンに知られるとまずいものなんですね。
・・・ジェジュンにもらったものとか?」


「…いや、もらったんじゃなくて、俺があげた物なんだけど…」


「ユノが、あげた物なのに、なんでユノが持っているんですか?
…あ、もしや、ペアの何かですか?」


ユノは、左手の人差し指でぽりぽり頬を搔きながら、
上目使いで僕のことを見ています。


「まったく…。
ジェジュンには黙っておきますから、言ってみてください。」


「…リング。 …ゴールドとホワイトのコンビのリング。」


「…コンビのリング? …それって…」


僕が、片眉を上げながら、ユノをあきれたように睨むと、
肩をすぼめながら、ユノがコクンと頷きました。


「あきれましたね! ユノ、婚約指輪失くしたんですか!」


ユノが、黙って、もう1度、小さく頷きました。






「しょうがないですね。一緒に探しましょう。
リビングとかバスルームとかじゃ見てないので、この部屋にあるはずですよ。」


僕とユノは、ぐるりと部屋を見回しました。


「まずは、もう1回、アクセサリー類を入れてる引き出しを見てみましょう。」


そう言って、僕は、ユノがいつもアクセサリー類を仕舞っている引き出しを
開けました。






「・・・」


隣りに立ってたユノが無言で、一歩後ろに下がりました。






「何ですかぁ! この中はー!
こんなにごちゃごちゃしてたら、あっても見つけきれませんよ!」


下の段の引き出しも開けてみました。





「はぁ~~。」


僕は、頭を抱えました。 こっちも同じ…。







・・・・to be continued・・・・





(画像はお借りしています)