クリスマスが終わったと思ったらあっという間に大晦日!
ホント時がたつのは早いですね~。
ていうかついこの間年越ししたような?
このブログもスタートしてから早3ヶ月弱がたちました。
始めは、銀魂の対する愛を書き綴ったり好きな画像を載せたりするかという、独り言的な感じで始めました。
飽きっぽいし超人見知りで絡みベタなので一体いつまで続けられるやら・・・といった感じだったのですが、
たくさんの方々と絡ませてもらうようになり、皆様のあたたかいコメントに励まされたり笑わせてもらったりしながら・・・気付けばあっという間の3ヶ月。
さらにはイベントをきっかけに再び絵を描くことができ、なんとまさかの小説まで!
ただただ育児と家事だけで過ごしていた生活に一気に花が咲き、毎日が楽しくて仕方ありません。
この間記事で今年の漢字にするなら『春』だと書いたのですが、いつも心の中は春のようにポカポカ陽気です。
アメブロを通じて出会えた皆様に感謝の気持ちがいっぱいです!!
本当にありがとうございました!
来年もよろしくお願いします!!
今年最後に拾い画を大量に・・・と思ったのですが、頭の中にポンと咲いた妄想を書き散らかして逃げたいと思います(笑)
それでは皆様良いお年を!!!
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「神楽、年越し蕎麦食べないで寝ちゃったね・・・」
「まったくガキはコレだから嫌ェなんだよ・・・ホラよっと」
コタツで紅白を見ながら寝てしまった神楽を銀時が布団へ降ろした。
「・・・今年は赤が勝つアル~・・・赤はリーダーの赤と決まってるアル・・・」
布団をかけるとムニャムニャと寝言を言う神楽。
「ふふ、かわいいね~」
「起きてっと憎たらしい口ばっかたたきやがるし、飯はたくさん食うし・・・ずっと寝てりゃあちったぁかわいいのによ」
そういいながらも、神楽を見る銀時の目はとても優しい。
「銀時、お父さんみたい、フフフッ」
「ちょ、冗談じゃねーよ、こんな怪力娘の父親なん「う~ん・・・幸子~」
銀時の声に反応して神楽が寝返りをうつ。
幸子?幸子って小林幸子?
吹き出しそうになるのをこらえ、銀時と静かに部屋を出た。
神楽の夢の中で小林幸子はどんな衣装を着てるんだろう。
「ぶ、」
とんでもないことになってんだろうと想像してたら思わず吹いてしまった。
「なに1人で思い出し笑いとかしちゃってんですかー?エロッ」
「な、違っ!!」
銀時をバシバシ叩きながら居間に戻ると時刻はもう23:40分。
「お、もうこんな時間かァ、そろそろ蕎麦食うか」
「じゃ準備するね」
あわてて台所へ立つ。
といっても新八くんが下準備をしておいてくれたからあっという間だ。
・・・新八くん、いいお嫁さんになるな~
なんて納得しながら蕎麦を盛り付けていると、
「お、うまそ~。」
いつの間にか背後に立っていた銀時がかまぼこをモグモグ食べていた。
「もう出来るよ~ってコラ!蒲鉾つまみ食いしちゃダメってば!」
「いいじゃねェか~、減るモンでもねぇしよォ」
「イヤ減るだろ、てかこんなに減ってるし!!」
少し数がさみしくなってしまった蒲鉾を最後に乗せ、年越し蕎麦ができあがる。
「えーと、お盆お盆・・・あった、」
お盆を持って振り返ると、銀時がすでに蕎麦を持って居間へと向かっていた。
「お前、箸係な~」
振り返らずに言う。
・・・手伝うために来てくれたんだ。
銀時のさり気ない優しさに思わず顔がほころんだ。
『年越しまで3分きりました~!!』
「えっ!もうそんな時間!?」
居間のテレビから聞こえてきた声に焦る。
「ホイ、早く座る座る!」
銀時にせかされ、箸を握りしめたままコタツに滑り込んだ。
「ゴメン遅くなっちゃったねっ、さ食べようか!」
「おー。いっただきまァす、・・・っづ!?あづゥゥゥ!!!」
「も、今作ったばっかりなんだから熱いに決まってるでしょ~?」
それでハフハフズルズル言わせながら食べる銀時。
今年が残り1分を切り、テレビではカウントダウンがはじまる。
・・・なんだか言いようのない幸せを感じて・・・、伝えたくなった。
「ねぇ、」 「なァ、」
思いがけず2人の言葉が重なる。
「銀時から・・・」 「お前から・・・」
またまた重なる言葉。
思わず目を見合わせ、2人してフッとふき出した。
「ったく、めんどくせェなぁ・・・」
そういうと少し荒々しく私を抱き寄せ、優しく口づけた。
「・・・なんかすげェ・・・幸せだなァって・・・言いたくなったんだよ」
同じ時に同じことを思っていた嬉しさに、胸が熱くなる。
「私も・・・幸せって伝えたかった」
「・・・そっか」
『3、2、1、ゼロー!!あけましておめでとうございまーす!!!』
テレビが新年を告げる。
「今年も よろしくなァ。・・・今年っつーか・・・これから先ずっと」
「うん・・・こちらこそ、ずっとよろしくね」
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