久しぶりに 地元の友人からLINEが届きました。

両親とは別世帯、離婚後 ひとり息子を両親に預け ずっと一人暮らし

その息子も独立し、現在は介護の仕事をしているらしい友人です。

ケアマネとかじゃなく どこかの施設で働いてるようですが

詳しいところはわかりません。

 

そんな彼女が近況を聞いてきたので

「(両親の世話で)相変わらずストレスフルな毎日と闘ってる。

母は栄養状態もよくなってるし リハビリの成果もあって

以前より動けるようになってるけど こちらから何かをさせない限り

朝も昼も夜も 食べる以外は 一日中寝てる。」

という返事をしたところ 彼女から帰ってきた言葉は

「仕方ないよ。今までできたことができなくなってきたお母さんの気持ちを

もっと理解してあげなよ。」という内容でした。

 

なんか・・・なんか・・・もやもやする・・・

 

介護職だからこその言葉ですよね。

『利用者さんの気持ちに寄り添って』頑張ってるんだろうと思います、彼女は。

 

介護というもの

仕事で短時間だけ接する人は「無理はしなくていいです。

できることだけやりましょう」と優しい言葉をかける

それはそれでいいと思います。 

無理させて何かあったときに責任持たされちゃ困りますものね。

でもね 家族は違うんです。

だんだんできなくなってくるんだから仕方ない じゃないの。

今できていることを可能な限りできる状態にしておきたい

ちょっとだけ頑張ればできることなら少し無理してでもやらせて

できるようにさせてあげたい。 

それで何かあったとしても自分たちが責任を持つよ なんです。

だからちょっと厳しくなることも多々でてくる。

自分の時間を犠牲にして 親の世話をしているんです、24時間体制で。

24時間 どうしたらいいか悩みながら考えながら探りながらやってんの!

簡単に「優しくしてあげなよ」なんて言わないでほしい。

 

このやりとりで もやもやしていた私にオットがひとこと

「所詮 介護の仕事してるったって 他人事。 

自分で親と暮らしてもなく 介護もしてない人にとっては 

本当のところは理解できないよ」

 

介護のお仕事に携わっている方、

仕事とはいえ、本当に献身的にお世話をしてくださってる方のほうが多くて

本当に頭が下がります。 それらの方を責めているわけじゃありません。

ただ 彼女のように 仕事に向けた彼女の思いや意識を

家族に求めるのは違う ということは理解して頂けると 家族としては嬉しいかな。