雨雲の切れ目からのぞく虹の様な菓匠にいつまさん錦玉羮

見る向きで色が変わります


虹を食べたのは初めてです。


雨降りのお休み月曜日
友人の所でヘッドマッサージをしてもらってから、ずっと観たかった映画を鑑賞。

映画「怪物」

第76回カンヌ国際映画祭で

脚本賞とクィア・パルム賞を受賞

した作品。

色々と物議があった作品のようですが...
はゆる的にはマイノリティな部分じゃななく..いや。そこも大事なのかもだけど...まずはもぅ..本当に子供の心の繊細さと苛立ちと深い悲しみと小さな希望。気付いて!のサインにどうしたら良いのか分からなくて...
守るべき父親によって傷つけられたり、シングルマザーである母親にどこか遠慮していたり、子供社会の残酷さだったりがなんか..もうね。堪らなかった。
最初の安藤サクラさん演じる母親目線の場面では観ているが辛くて辛くて...
大人である難しさ。
教師のあるべき姿。
何をどうすればよいのか分からなくなる。考えれば考えるほど、何て難しい問いかけをしてくる映画なのだろうと思う。

時に子供は大人より大人だ。
そうさせてしまった、そうならざるを得なかった環境。
けれどこの映画の二人は本当に純粋であどけなく、何かを、誰かを、世界を信じている。
二人の笑い声が頭から離れない。

何が怪物なのだろう。と私なりに考えた時...
この世界を取りまく環境、混沌とした「正解のない普通」の日常そのものが怪物なのではないかと思えてくる。

久しぶりにズシリとのし掛かってくるような映画だった。
観て良かった!


お読みいただきありがとうございます。
楽しい月曜日の夜をお過ごし下さい。