娘作
」と「クリスマスヒイラギ

この道に進むと決めた娘。
季節の練りきりを考える参考になればいいな...と今の職場に就く時に花や自然の歳時記をプレゼントした。

いつかのある日娘が言った。
ママと歩く田舎道で知った事が沢山ある。
上だけじゃなくて下にも沢山あるのも知った。
臘梅やはなみずき、百日紅がいつ咲くのか、どんな色でどんな匂いがするのか知らなかったよ。
ママと歩いたから知れた事。

大学に入り初めて大きな壁にぶつかって、心が壊れてしまった。
そのままコロナ自粛期間に突入。
進路に悩み、悩み悩み...
どんどん痩せていく娘と毎日10数キロ歩いた。歩かずにいられなかった娘の話しを聞いて、時には衝突して、雨の日も風の日も狂ったように歩き続けた。

この道で何時間も何ヵ月も語り合った。ケンカした。笑った。泣いた。決断したのもこの道だ。

今思えば完全に頭がどうかしていたねーー笑笑

と笑っている今がある。

贈った歳時記よりも
一緒に歩いて見て感じたあの風景や匂いが娘の歳時記になっているのかもしれない。と思うとなんだか嬉しい。


壁を乗り越えた娘は強い。

まだまだきっと越える壁は沢山あるが、今回は壁をブチ破って突進して行くようだ。


少し前だったら寂しくて、心配で
狼狽えたであろうが、
たくましくなった娘が逞しく
「やりたい!やる!」
と言った事に
そうだ!行けっ!進めっ!
とワクワクしながら言えた自分もまた、娘に逞しくしてもらったのだと実感する。

親の背中を見て...と言うが、
いつの頃からか
子の背中を見て育つ親になった(笑)
いつの頃からか
二人の背中が眩しく見えて。
どこか憧れてみたり、懐かしく感じてみたり。

先日息子が来た時に言った。

母ちゃんさみしい?

いやいや。楽しみだよ。
ちょっぴりは強がり込み(笑)

今度夕ご飯に誘ってくれた笑笑
母ちゃんにやたら敏感な息子。
相変わらずだ。ありがとー!




大好きな二人の背中
キラキラ眩しく思う。

いつだってこの背中に背中を押してもらっている。

お姉ちゃん。行っておいでよ!
柴くんの背中も言ってるね。


背筋を伸ばして!
口角上げて!



お読みいただきありがとうございます。
楽しい月曜日をお過ごし下さい。