辻村深月さん
「傲慢と善良」

この主人公二人(架と真実)は
なんて純粋で真面目なんだろう。
それを傲慢と言うのならば、人は誰しもが傲慢で、恋人を選び、結婚相手を選んでいるのではないか。
なんの打算や期待もなくただただ純粋な気持ちだけで結婚なんて出来ないに決まっている!と思ってしまうのは、はゆるがそれなりに年をとってしまったからか?

幸せなラストのはずなのに。
あぁこれからだって大変よね。
真実はまた似たような嘘をつくし、架はきっと家庭に何%満足しているかとか考えるんだろうなぁ。と先を思うとちょっと重くなる。

けど、それって長い長いこれからの結婚生活皆そうに決まっている。綺麗事じゃないのよ!
傲慢であり、善良であり、
それが恋愛であり結婚なのである...と思う。

なんかとっても夢がないな(笑)


はゆるってばどんだけ傲慢なんだ!とかね。思ってしまった。
うっ・・・と核心に迫る1冊でした。


お読みいただきありがとうございます。
楽しい火曜日の夜をお過ごしください。