5/14
ギョ「専務、雨の予報です。」
銀「そうじゃな…。ワシは雨は嫌いじゃ。」
ギョ「雨が降り出すと大通公園は5分で私らとトウキビのワゴンだけになりますものね(^^;」
銀「あれは寂しいものよのぉ…。よし、今日は休みじゃ!」
ギョ「あ、じゃあ、社長にそう伝えます。」
銀「うむ。よきにはからえ。ワシはもう少し寝るぞ。」
というわけで今日はお休みです。
銀太専務も今日はアジトで英気を養います。
ギョ「ところで専務、こんな本が発売されているのをご存知ですか?」
がんばれ銀太クン/守谷 久
¥1,300
Amazon.co.jp
銀「んむ? なんじゃ、それ? うまいのか?」
ギョ「専務~(^^; 馬なんですから、ヤギみたいなこと言わないで下さいよ。これは本といって、人間が読むものです。」
銀「ああ、去年から守谷とかいうヤツが取材に来ておったなー。あの本が出たのか?」
ギョ「そうです。5月の9日に発売されたのです。」
銀「表紙はワシとおまえか…。ワシはいつも通りいい顔してるのぉ。おまえもいつも通り面白い顔してるぞ、ギョシャナベ。」
ギョ「はいはい。専務が一番です。」
銀「ほーっほっほっ!!」
ギョ「ったく…。」
銀「全道の皆さんにワシの苦労を知って欲しいのぉ…。」
ギョ「専務、それは私の台詞です!」
銀「ともあれ、めでたい! ギョシャナベよ、ワシと一緒でよかったの! こんなことでもなければ、おまえが本の表紙になることなぞ、一生かかってもないぞよ!」
ギョ「はぁ、それはそのとおりなんですが…。」
銀「どうした? あまり嬉しそうではないのぉ。あ、そうか。どこまで行ってもワシという刺身のツマはツマでしかないからのぉ…。」
ギョ「そんなんじゃありませんよ~。何だか自分が本の表紙になってるっていうのが恥ずかしいんですよ(^^;」
銀「恥ずかしい? 恥ずかしいっていうのはどういう感情じゃ? 街を裸同然で歩くのは恥ずかしくはないのか? 人前で用を足すのは恥ずかしくはないのか? むき出しのトラックの荷台に載せられて運ばれるのは恥ずかしくはないのか?」
ギョ「すみません、専務。私の恥ずかしいのなんて、専務の苦労に比べたら塵みたいなものですね。」
銀「ワシ? ワシは恥ずかしくないのよ~ん。人生、心の持ちようじゃ。おまえのチャップスもかなり恥ずかしいが、あれは実用じゃから、そんなこと考えとらんじゃろう? そういうもんじゃよ。意識を変えるのじゃ。物事の真理は往々にして自然の摂理の中にある。」
ギョ「ははぁ。何だかよくわかりませんが、ありがたいお言葉をありがとうございました。」
銀「それにしても、この本の著者、守谷とかいうヤツはなかなか馬がわかっておる。」
ギョ「そりゃそうですよ。守谷久さんはご自身も乗馬歴30年以上。以前にも『頑張れドサンコ―釧路湿原トレッキング』というご本を著されています。世を忍ぶ仮の姿が新聞記者だといってもいい、生粋のウマ好きです。」
銀「インタビューに来ていた時も、ワシに触ることがなかった。」
ギョ「御者以外の誰かが専務を触っていると、自分も触りたいとたくさん人が集まってきますからね。そういうことを気にして下さったんでしょう。」
銀「なかなか配慮のある男よのぉ。ウマ好きだからこその配慮じゃな。」
ギョ「その通りです。私にしてもありがたいですし。」
銀「ワシのストレスについてまで考えてくれるとは、あっぱれじゃ! お礼に人参でもやっておけ。」
ギョ「御意。でも、あまり喜びませんよ、人参では…(^^;」
銀「この本を持って、たくさんの方に乗りにきていただきたいものじゃな。」
ギョ「幌馬車スタンプも用意してありますしね。」
銀「おお! ワシのスタンプな。あれはモデルになるのに苦労したぞ。」
ギョ「ウソ言わないで下さいよ。あれは全部、イワクラホームの方がやって下さったんじゃありませんか!?」
銀「しーーっ!! 苦労したように言っておけば、ありがたみが増すじゃろうて。」
ギョ「先代みたいなこと言わないで下さいよ(^^;」
銀「ほーっほっほっ。宣伝じゃ! それぐらい言わんでどうする。」
ギョシャナベ註:
「がんばれ銀太クン—札幌幌馬車ものがたり」は
共同文化社より発売中です。
現在トピックスで紹介されています。
ギョ「専務、雨の予報です。」
銀「そうじゃな…。ワシは雨は嫌いじゃ。」
ギョ「雨が降り出すと大通公園は5分で私らとトウキビのワゴンだけになりますものね(^^;」
銀「あれは寂しいものよのぉ…。よし、今日は休みじゃ!」
ギョ「あ、じゃあ、社長にそう伝えます。」
銀「うむ。よきにはからえ。ワシはもう少し寝るぞ。」
というわけで今日はお休みです。
銀太専務も今日はアジトで英気を養います。
ギョ「ところで専務、こんな本が発売されているのをご存知ですか?」
がんばれ銀太クン/守谷 久
¥1,300
Amazon.co.jp
銀「んむ? なんじゃ、それ? うまいのか?」
ギョ「専務~(^^; 馬なんですから、ヤギみたいなこと言わないで下さいよ。これは本といって、人間が読むものです。」
銀「ああ、去年から守谷とかいうヤツが取材に来ておったなー。あの本が出たのか?」
ギョ「そうです。5月の9日に発売されたのです。」
銀「表紙はワシとおまえか…。ワシはいつも通りいい顔してるのぉ。おまえもいつも通り面白い顔してるぞ、ギョシャナベ。」
ギョ「はいはい。専務が一番です。」
銀「ほーっほっほっ!!」
ギョ「ったく…。」
銀「全道の皆さんにワシの苦労を知って欲しいのぉ…。」
ギョ「専務、それは私の台詞です!」
銀「ともあれ、めでたい! ギョシャナベよ、ワシと一緒でよかったの! こんなことでもなければ、おまえが本の表紙になることなぞ、一生かかってもないぞよ!」
ギョ「はぁ、それはそのとおりなんですが…。」
銀「どうした? あまり嬉しそうではないのぉ。あ、そうか。どこまで行ってもワシという刺身のツマはツマでしかないからのぉ…。」
ギョ「そんなんじゃありませんよ~。何だか自分が本の表紙になってるっていうのが恥ずかしいんですよ(^^;」
銀「恥ずかしい? 恥ずかしいっていうのはどういう感情じゃ? 街を裸同然で歩くのは恥ずかしくはないのか? 人前で用を足すのは恥ずかしくはないのか? むき出しのトラックの荷台に載せられて運ばれるのは恥ずかしくはないのか?」
ギョ「すみません、専務。私の恥ずかしいのなんて、専務の苦労に比べたら塵みたいなものですね。」
銀「ワシ? ワシは恥ずかしくないのよ~ん。人生、心の持ちようじゃ。おまえのチャップスもかなり恥ずかしいが、あれは実用じゃから、そんなこと考えとらんじゃろう? そういうもんじゃよ。意識を変えるのじゃ。物事の真理は往々にして自然の摂理の中にある。」
ギョ「ははぁ。何だかよくわかりませんが、ありがたいお言葉をありがとうございました。」
銀「それにしても、この本の著者、守谷とかいうヤツはなかなか馬がわかっておる。」
ギョ「そりゃそうですよ。守谷久さんはご自身も乗馬歴30年以上。以前にも『頑張れドサンコ―釧路湿原トレッキング』というご本を著されています。世を忍ぶ仮の姿が新聞記者だといってもいい、生粋のウマ好きです。」
銀「インタビューに来ていた時も、ワシに触ることがなかった。」
ギョ「御者以外の誰かが専務を触っていると、自分も触りたいとたくさん人が集まってきますからね。そういうことを気にして下さったんでしょう。」
銀「なかなか配慮のある男よのぉ。ウマ好きだからこその配慮じゃな。」
ギョ「その通りです。私にしてもありがたいですし。」
銀「ワシのストレスについてまで考えてくれるとは、あっぱれじゃ! お礼に人参でもやっておけ。」
ギョ「御意。でも、あまり喜びませんよ、人参では…(^^;」
銀「この本を持って、たくさんの方に乗りにきていただきたいものじゃな。」
ギョ「幌馬車スタンプも用意してありますしね。」
銀「おお! ワシのスタンプな。あれはモデルになるのに苦労したぞ。」
ギョ「ウソ言わないで下さいよ。あれは全部、イワクラホームの方がやって下さったんじゃありませんか!?」
銀「しーーっ!! 苦労したように言っておけば、ありがたみが増すじゃろうて。」
ギョ「先代みたいなこと言わないで下さいよ(^^;」
銀「ほーっほっほっ。宣伝じゃ! それぐらい言わんでどうする。」
ギョシャナベ註:
「がんばれ銀太クン—札幌幌馬車ものがたり」は
共同文化社より発売中です。
現在トピックスで紹介されています。