こんにちは。

銀工房 銀介のブログを訪問してくださり、ありがとうございます。

 

 

私は、SV950と言われる95%が銀で5%が銅などの合金でできているシルバー950でアクセサリー作りをしています。

市販されているシルバーアクセサリーで多いのは、SV925でスターリングシルバーとも呼ばれています、92.5%が銀で7.5%が銅などの合金です。

純銀をあまり使用しないのは、純銀は柔らかくてキズが付きやすいと言われているからです。

SV950は、SV925よりは柔らかいので加工しやすいのが特徴です。

 

私は、このSV950を板や角線、丸線、甲丸線などに加工されたものを購入します。

 

 

甲丸線以外は、自分で加工する気になればできます。

板は、好きな大きさに糸ノコで切り、ローラーで延ばせば好きな厚さの板が作れます。

また、丸線は、線引盤と言うもので引けば好きな太さの丸線を作れます。

でも、自分で加工する手間を省くためによく使う寸法のものは、その寸法で購入しています。

 

 

それでは、シルバーアクセサリー作りで基本になると平打ちリングの作り方を紹介させてください。

まず作りたいリングサイズに合わせて銀板を切り出します。

 

 

リングサイズは#で表されますが、#10ですとリング内径が16㎜になります。

上のリングサイズ表を参考にしてください。

内径が分かったら使用する銀板の長さを計算します。

 

銀板の長さ=(リング内径+銀板の厚さ)×3.14

幅5㎜まで計算通り

幅7㎜まで+#1

幅10㎜まで+#2

 

上のような計算式で銀板の長さを決めます。

銀板の幅5㎜厚さが1㎜で#10のリングを作ろうとすると・・・・

銀板の長さは(16㎜+1㎜)×3.14ですので53.38㎜の銀板を切り出すことになります。

1㎜長いと約#1大きくなってしまいますので慎重に切り出します。

でも、リングにした後に叩くと#1サイズくらい大きくすること容易にできます。

サイズを縮めるには、リングを切って詰めなければなりません。

ですので はじめのうちは、ロウ付けの時に隙間が開いてしまうこともありますので#1サイズくらい小さめに銀板を切り出した方が良いように思います。

 

切り出した銀板をバーナーで赤くなるまで炙り、水に入れて急冷します。

焼きなましと言われる 金属を柔らかくする作業です。

そして銀板を芯金に沿わせたりヤットコで曲げたりして丸めます。

そしてつなぎ目をきっちり合わせてロウ付けします。

これからの写真は、はじめに槌目を付けていますので少しボコボコした感じになっています。

 

 

 

つなぎ目にフラックスを付けて銀ロウをのせて バーナーで炙ってロウ付けします。

シルバー950は、930℃で溶解します。

銀ロウは、7分ロウで720℃、3分ロウで780℃で溶解します。

ですので銀ロウが溶ける温度までバーナーで炙り、シルバー950が溶けないようにしなければなりません。

銀ロウだけを溶かして銀板の接合部分に流し込んでロウ付けします。

これは、熱せられたシルバーの色を見ながらやらなければなりません。

慣れるしかないように思います。

 

ロウ付けが終わったら酸洗い液につけてフラックスを溶かして洗います。

フラックスは熱せられ溶けて固まるとガラス状になります。

それを洗います。

洗い終わったらロウ付けした部分をヤスリがけして余分なロウを削ります。

そして芯金に入れて木ハンマーかプラスチックハンマーで叩いて真円に近づけます。
 
 
真円に近づいたらサイズを確認します。
サイズが少し小さかったら また焼きなましをしてから芯金に入れて強くたたきます。
一度ロウ付けをしてありますので 炙りすぎるとロウが溶けるので注意が必要です。
 
 
 
サイズが合ったら磨きに入ります。
マイクログラインダーを使って粗いものから少しずつ目の細かいビットを使って研磨します。
最後には、シルバー磨き剤を使って磨きます。
 
 

 

そうすると鏡面仕上げのような輝きになります。

これでシルバー平打ちリングの完成です。

細かい作業があったり ガスバーナーを使う工程もありますが、金属を加工するのは楽しいものです。

金属と言うと硬いイメージがありますが、シルバーアクセサリー作りをしていると銀は柔らかい金属なんだと感じます。

 

 

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