T=カオスの御告げ

T=カオスの御告げ

日常で感じたこと書いてくよ
たまに調子乗って小説なんかも書いちゃうよ

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季節は夏だ。この時期になると毎年花火大会の宣伝ばかりで嫌になる。
アルバイトを入れようか、万が一の可能性にかけ予定を空けとくか。
そんなどうしようもない駆け引きを自分の中で行っている。
もはやこれが夏の風物詩なのかもしれないなんて悲しいことも考える。

新入生のあの子は変わらず笑顔で過ごしている。
幾たび様々な噂は流れたもののどれも噂。人間は噂好きであるから。

そんな夏の日。
僕はその新入生の子から誘いを受け、飲みに行くことになった。
初めて面と向かって会話したなと感じながらも、相変わらずの笑顔であった。
感情を止める時間などなかった。
僕は告白をした。好きという感情なのかはわからないけど、頭でものを考えてはいなかった。

新入生のその子は呆気に取られ驚いた表情を見せていた。
しかし、また笑顔になり、いいですよと。

こうして僕はか4年ぶりの彼女ができた。

これ以上ロマンチックのかけらもない付き合い方があるのだろうか。

それでも僕は幸せだった。誰かを求め、求められることがこれほど幸せだったとは。
幸せは単純だ。何も難しくない。単純だ。
桜もすっかり散り、5月になった。
新歓コンパ、合宿を終えた新入生がいよいよサークルを決め、仲間入りする。

僕らのサークルのたまり場にいつも来る女の子がいた。
身長は小さめで、ファッションはちょいダサ、よく笑う女の子だ。
よく笑う子は好かれる。無論、同性異性関係なくだ。

その子は本当に笑顔だった。
どんなくだらないことでも笑っていた。
いるだけで場が明るくなるっていうのはああいう子のことなのだろう。

僕以外の上級生もその子を可愛がっていた。
2年生の元木や橋谷、宮松ら。
特に橋谷と僕は仲が良く、その子の話をすることが多かった。
橋谷にはサークルに渡辺という彼女がいたが、新入生として特に可愛がっていた。

しかしある時、耳を疑う噂を耳にした。
橋谷とその新入生が夜を一緒に過ごしたという噂が出回ったのだ。
僕はすぐさま橋谷を問い詰めた。もし事実なら渡辺を裏切ることになるのだから。

噂は事実だった。しかし、終電をなくした挙げ句の果ての行動だったため、特に騒ぎは大きくなることはなかった。
僕はその新入生にも一言言った。悪い男もいるから気をつけなよと。
その子はまたいつものように笑顔で答えた。私なんか誰も狙いませんと。

そして季節は流れ、夏を迎えることになる。
花見。満開の桜とともに行われる1年の中でも大きなイベントだ。
僕のサークルの花見は学校の近くの公園で行われる。
今年は延べ50人の新入生が来てくれた。
こうして周りを見渡すと本当に人間はいろんな種類がいると改めて感じる。
ガヤガヤうるさくしている人間、それを見て笑っている人間、笑っていない人間。
人間は他人からの評価を気にして生きがちである。
自分がどのように思われているのか、悪口は言われていないかなど。
だから大多数の人間は、大衆に紛れ、ただ笑っているだけのように感じる。
面白くて笑っているのでなく、周りが笑うから笑うのである。
ガヤガヤうるさくしている人間は空気が読めない人間だ。
自分の言動で周りが楽しんでいると思える幸せな人間。
でもそういう人間も必要である。この世に必要のない人間なんていないのだから。

人間は信じ合い、協力し合って生きていくべきなのだから。

リーダーの中村が随分頑張ったみたいで今年は例年に比べ、可愛い子が多い。
中村のドヤ顔が少し鼻につくが、大した人間だ。

こうして見ると女の子もいろんなタイプがいる。
自己主張の強いタイプ。この手の女の子はプライドが高く、同性からの評価が二分する。
女子校出身者に多く見られる。しかし実際はその見掛けはフェイク。
心は意外と繊細で、実は一番女の子らしかったりする。

にゃんにゃんフリフリタイプ。このタイプは異性からの評価が圧倒的に低い。
ぶりっ子は幼少期から悪く思われがちだが、大学生にもなってそのスタイルを貫く勇気にはあっぱれ。
同性と異性の前で態度が違うこともこのタイプの特徴の一つだ。

人見知りタイプ。一見物静かだが、親しくなると驚く喋るタイプの子が多い。
地味に見えて、実はそうではない小悪魔が多いのがこのタイプだ。

清楚系美人タイプ。圧倒的異性人気と同性人気も高い。
見た目は清楚でありながら、意外とノリがいいのがこのタイプの特徴。
ただこの手のタイプは、無類のイケメン好きが多く、陰口が多いことも特徴。

ギャルタイプ。言わずと知れたギャル。露出度の高い派手なファッションが特徴。
ただ敬遠されることが多いが、人間として非常に真面目なところが特徴。
この時代にギャルでいる強い意志が、彼女たちの正義を作り上げているのかもしれない。
親思いで友達思いが多いのもこのタイプの特徴だろう。

そして…どうやら花見が終わりの時間みたいだからこの続きはまた今度。