久しぶりのブログ更新
そして久しぶりの考察です
こちらに関してはさまざまな説がありますが既出かもしれませんが今日私が学校の行きにふとひらめいたものを書かせていただきたいと思います
がまずは代表的に言われていること
・エリーザベト(またはイド)が作者で何等かの色を付けている有名ですが色が何かわかりません

・屍人姫たちが嘘をついている
総合考察スレで見かけてなかなか納得がいきました

このアルバムはさまざまな地平線と繋がっていると聞いたことがあります
なので物語の作者の物語がもしメルヒェンのことではなかった場合を考えてみます
そこで真っ先に思いつくのは【物語】の作者
つまりRomanについてですね
YJにて連載されていたRomanという漫画ではイヴェの妹が幻想Romanという物語を書いています
そしてそれは嘘であることもわかってます
ここからメルヒェンの作者はイヴェの妹では?という疑問が浮上しました
こじつけのようですが生と死を別つ境界の古井戸(メルヒェンの中心曲)では冬についても唄われていますし
これが私の考えた仮説でした
できればご意見などお願いします
強欲[Geiz]

「宵闇の風に揺れる 愉快な黒いブランコ」


ぶらん。ぶらん。風吹きゃ ぶらん。
踊るよ、黒いぶらんこ……。

「君は何故この境界を越えてしまったのか
さぁ、唄ってごらん」

おらはまずすう村に生まれ いっづも腹をすぐせてた
おがすででぎた家があったら あったらほんどぉに良がんべなぁ

「人はすんごによってのみすぐわれる」と

偉い坊さんが言っだどさ 本っでいうのに書いだどさ
神様が助けてぐれるなら たらふぐ飯<おまんま>ぐえっぺな

おとおたづは鎌を手に でがげて行っだ
その日の空の色 かなすう程にあがぐ……
「村のために!うぅ!」
「これも、全て家族のためだ、みんな、行くどー!」
「必ず帰ってくるからな」
「心配さぁするでねぇぞー!」
「別れはいつか訪れるもんだぁ」
「大変だー!ナダラギが近くまできたどー!」
「なに!?お前ら行くぞー!」
「ゲーフェンバウアー将軍に、続けェ!」

「おおー!」


大砲が吼えりゃ 『翼もないのに』 人が空を飛び 『軽やかに高く』 
戦争とは名ばかりの 唯の殺戮さ
嗚呼 武器が農具じゃ 『残念だけれど』 射程が短か過ぎた 『残酷な程に』 
戦争とは名ばかりの 唯の殺戮さ

村の働き手は 結局その殆どが 二度とは帰って来なかった……


「そすておらは、とおぐのまづへと…(売られだ。)」


<ドイツ語>
年齢不詳。性別も不詳。出遇えば不祥。正に人生の負傷。
胡散臭い女将が、夜な夜な暗躍する宿屋。
その名を【黒狐亭】という!
 (Von unbekanten Alter und Geschlecht.
Begegten verheiβen Pech. an Leben ist mehr schlecht als recht.
Der Gasthof der Verdächte "黒狐亭".)

「薹が立って久しい、クソババアが独り。
図太く生きてゆくには、綺麗事ばかりじゃ……ないわよっ!」
「愛した男は、皆儚く散った。
運が悪いのか、時代が悪いのか……」

「嗚呼【Mäntzer】(ミュツァー)は気高く、
【Hutten】(フッテン)は華麗で、
【Sickingen】(ジッキンゲン)は、嗚呼、誰よりも――
激しかったわ❤」
「おう、邪魔をするぞ」
「邪魔するなら帰れ」
「んな!」

「おがみさん、おがみさん!おい、クソババア!」
「なぁにぃよぉ」
「お客様がお待ちになってやがりますでよ」
「もうぅ、うるさいわねぇ!
今せっかく良いところだったのにぃ!」
「あのなぁ…!」

「あんたのような田舎っぺ、(「なっ!?」)
拾ってやったのは、(「んあ?」)
何処の誰かしら?
口の利き方にゃ……気をつけなさいっ!」
「わーがったっつってんべ」

「さぁさ、旦那、どうぞ。温い麦酒[Bier(ビーア)]は如何?」
「うーん。おーっとっとと。」
「うめぇだよ」
「自慢の最高な肝臓料理[gute Leber Kochen(グーナレバーカッヘ)]、ご用意致しましょう」
「アーショイッス!」「おぉう」「こっら!」
「ふむ、なるほど、うん、ようし貰おう!」

宵闇へ 飛び出した 女将を睨み
客は怒り おらは平謝り
「こら!」
「ばっちぃ」
「オイオイ、どうなってるんだ!?仮にもここは酒場だろう!?」
「何言ってんだぁ、ここは宿場だぁ。すまねぇなぁ」

――そして小一時間後…

くうぎ読まず 出戻った おがみの手には
しょぐざいの すんせんなしょぐざい
「みーなさん!」
「出た!さっきのあいつだ!?」
「産地直送の、レバーよお!オーッホッホッホ!」
「そりゃ、すごい!」

その味に 怒り狂った客も 機嫌を直した
その事で 味を占めた女将の 暴走は続く……
「いやあ美味かった!ああ、素晴らしい!」
「んだんだ。」
「こんな田舎でここまでの料理が食えるとは、ハッハッハ」
「こんな田舎で悪かったな」
「オーッホッホッホッホ!
屍体が無いなら作ればいいじゃなーい?
おらもう嫌だあ、貧しいのはあ…ひもじいのは…
あんな娘のお守りはもういやあああぁ!」

「必死に生ぎだげど、ロクなごとがねぇ。
結局、ずんせいって何だべ…よぐわがんねぇ……」

「成る程、それで君は潰された訳だね。残念ながら身に覚えのない罪で。
それが事実であれ、虚構であれ、盗られたものは取り返すものさ。
さぁ、復讐劇を始めようか!」

とんとん とんとん 扉をとんとん
とんとん とんとん 扉をとんとん
とんとん とんとん 扉をとんとん

躍るよ黒い

「おらの肝臓を返せぇぇ…」

ぶ ら ん こ

「ぎゃあああああああぁ!」

「楽して儲けようとしても、中々上手く行かないものだねぇ」
「あんな杜撰な計画、上手く行く方がおかしいのよぉ。ウフフフフフ!」