お店をやっているといろんな人が来ます
とある営業日、70代ぐらいの男性が「こんな所に絨毯屋あった?」と言いながら店内に入って来ました。
「こんにちは、絨毯お好きなんですか?」と私が聞くと、 「絨毯ギャラリー知ってる?会社があそこの近くにあって見に行った事あるねん」
「これぐらいの大きさのシルクのやつ持ってる」と、手で大きさを示してくださいました。
「オーナー居てる?」と聞かれ、「私がオーナーです」と答えるとニッコリ。
色々とお話ししているうちに、「自分の知り合いが箕面に家を建てたから、お祝いに絨毯を買おうかな」と言われ、大きめの絨毯を3枚ほど見ていただきました。
「これにするわ!」と言われたので、
私が「好みもありますし、試し敷きもできます。取り置きしておきますよ」と答えると、
「そんなんじゃまくさいわ! 今から(知り合いを)呼ぶし、電話してタバコ吸ってくるわ」とお店を出て行かれました。
10分ほどで戻って来られて、「1時間ぐらいで来るわ、駐車場ある?」と聞かれたので、靭公園前を曲がった所にある駐車場をご案内しました。
その時、ポケットから貴金属店のハガキのような物を落とされたので、拾って渡すと……。
北新地の「ピアノ」というクラブのホステスさんの誕生日プレゼントを買ったという話題に。
「そのお店知ってますよ、主人が北新地でBARをしているので、周辺の有名店はわかるんです」と話すと、 「ピアノのママともご飯食べに行ったりするねん。そんな時はこんな遊びをするねん、ちょっと耳かしてみ」と言われ、なんと私の耳元でショートホープ(タバコ)を振ってみせたのです。
「何本入ってると思う?」と聞かれて「3本」と答えたら、正解は5本でした
さらに、「今度は反対向いてみ」と言われ、反対を向いてから振り返ると、「今度は何本と思う?」と再び質問が。 また「3本」と答えると、今度は答えを教えずに、 「1と20で賭けへん?」
えー、嫌です!! と心の中で叫びながらも、頭の中はグルグル。(負けたら1万円は痛いし、当てて20万円もようもらわへんし、どうしよう……。そやけど、もうそろそろお客さま来る頃やし、大きい絨毯売れるし、1回だけ付き合うか!)そんな下心が働いてしまいました。
もう一度タバコを振ってもらい、私は「3本」と答えたのですが……正解はまたしても5本
しぶしぶ1万円札を渡すと、「そろそろ来るから車停めて戻って来るわ」と言い残し、彼はそのまま二度と戻って来ませんでした
アホやん、私……!!
でも、「まあ、1万円の勉強代で済んで良かったわ」と娘に話したところ、「1万円で済んだん違う!これから始まるんや!」と激怒されてしまいました
娘が言うには、「あそこの店主はチョロいと思われたら、また来るで!」とのこと。たしかにその通りです……。
次の日、娘と一緒に西警察へ報告へ。
(賭博罪にとか言われたらどうしよう…)とドキドキしながら窓口に行くと、警察の方からは「罪にはとえないけど、こんな事例がありましたと残しておきますね」と言われ、ひとまず一件落着となりました。
皆さまも、うまい話や不審な遊びにはくれぐれもお気をつけくださいね!
これからもっと気を引き締めて頑張ります
またにゃ〜
