国連ロシア代表部、国連安保理の拒否権廃止案についてコメント
2018年11月21日 スプートニク日本



私のコメント

 

現在国連安全保障常任理事国はアメリカ合衆国 イギリス フランス  ロシア 中国であるが、
そのうち世界で戦争を仕掛けている常任理事国はアメリカイギリスフランスであり、ロシア中国は基本的に戦争をしていない。

したがって今回持ち上がっている当該記事の問題を検討するのは世界的合意を作る可能性は皆無だろう。

このような膠着状態が一向に改善しないうちに、とうとう世界的問題が問われるようになり、一刻の猶予もない地球気候の異常な温暖化と寒冷化、集中豪雨などの問題が世界の多くの人々の共通認識になるまでに至っている。

アメリカ主導の常任理事会でロシア中国が発言権を増す方法は、両国が知性・正義・公正・民主の態度を表明して、その基本姿勢を貫くなかで形成させるだろう。
戦後この間まで、常任理事国会議は「東西対立の政治的駆け引きの場」と化していた。国連一般加盟国や国際世論はそれらを見て苦々しい思を重ねてきた。

それが時代背景となって現在あるような世界の人々の知性・正義・公正・民主の声となり、国連改革、常任理事国会議改革の必要が言われるようになったのだろう。

それが真の国際的世論の声であると考えるなら、当面は今の常任理事会に、理事国と他の加入国(非同盟国中立国のみ)による選挙選出の常任理事を増やし参加させるべきだ。やがてこの体制が落ち着き知性~民主の精神の習慣化ができたら、完全選挙制に変えていく。

選挙で選ばれる常任理事人数は、最低現在の常任理事国と同数及び一名少ない員数として参加させるべきだ。

今のまま常任理事国の反省と基本政策変更(特にロシア中国の正義~の立場への変更)をしないと新時代は来ない。時代の新展を阻む常任理事国は必ず国際世論から指弾され権威を失うだろう。

それは今、地球と宇宙の規模で緊急対応しなければならない問題と課題が山積されているからで、それらを阻むものとして世界的の国民から反感をかうようになっているのだ。

それもこれまでの常任理事国会議が世界のことを考えた役割を果たさずに、常任理事国間の利害対立と面子対立の政治的取引の場と化していたからこそ、宇・地球規模の問題が改善解決できないままに現在となっているのだろう。

最近では核兵器廃止国連決議「反対」の態度を表明したのが常任理事国であり、まさに宇宙と地球と人類の安全に背を向いける常任理事会となっていることを、自らが白日の下に晒すことになっていたではないか。


こうして未解決なまま放置されている人類及び国連、常任理事国、理事国に問われている課題は

1、核兵器廃絶の課題

2、戦争と宗教民族部族間の紛争をやめさせ世界平和を構築する問題

3、国際基軸通貨を国連管理のビットコイン(もしくは新暗号通貨製造)の国際制度を確率する問題。国連が一元的に監視、管理、指導、罰則をおこなうこと。全ての権限を国連が持つようにさせる。投機対象にはさせない。禁止することで世界経済が安定する。

4、宇宙、インターネットの監視、管理、指導、罰則を監視、管理、罰則、を国連が一元的におこない全ての権限を国連が持つようにさせる。

5、地球保護、自然保護、環境保護を国連が一元的に監視、管理、指導、罰則を行うこと。全ての権限を国連が持つようにさせる。特に生物(全ての生き物)の維持発展をはかり、絶滅危惧種などを国連が一元的に監視、管理、指導、罰則をおこない全ての権限を国連が持つようにさせる。

6、現代科学の発展を進め危険性を取り除く問題。
臓器移植、バイオテクノロジー、遺伝子組み換え、AI開発、など各国と各企業の勝手放題にまかせ、それらの技術開発を秘密裏に行い、国際的監視と統制が効かない問題、など、地球の生物体系と自然体系を壊す危険性も出てきた。それを国連管理監視統制にする必要性が出てきている。遺伝子組み換え食品作物の花粉や種子自然拡散。軍事大国など各国のガス兵器の秘密開発、後発国と先発国の技術開発格差、特許制度の見直し。等などの問題。
国連が一元的に監視、管理、指導、罰則をおこない全ての権限を国連が持つようにさせる。

7、人類の歴史を編纂し、世界的共通知識、認識にする課題。文化文明の統一的理解と保存管理
、それに関連して、人類史法廷を設置し人類史的犯罪行為(ナチスドイツ、日本皇軍国主義、アメリカの広島長崎へ核爆弾投使用、ベトナムでの非人道的行為、などの戦争犯罪)を人類共通認識となるようにして、各国と国民が同じようなことを繰り返させないようにする。

8、国連軍・軍警の創設。各国は自国が持つ軍事・自衛隊を保持する人員と予算の、その半分を国連軍に収める。したがって残帯として世界各国の軍事費は縮小化して行く。原始生活状態の部族、民族の生存権・生活文化権を認め、その上で近代化を望む者には国連が一元的に指導し監視、管理する。それに反する者の処罰を行う。全ての権限を国連が持つようにさせる。

9、今後も生起する人類全体の問題は、人間自身の考える活動とそれを実行する活動によって、問題を捉え評価し改善および解決させなければならない。
そのことは他の誰も(宗教や特別な個人、及び電子超高度頭脳)それを取って代わることはできない。
この人間自身の頭脳とその知識の集積と、そこから生まれる評価、判断力と実行力は、宇宙と地球、人間の全体とそれらの歴史を統一的に把握した知識によらなければ形成発現できない。
この人類知(知識や判断力などの意識や認識)の課題である三者の合一の課題と正解答を、国連執行機関各責任者が自覚し普及させなければならない。
また各国の知性の代表者もぞれを自覚し自国学術界と国民に普及させなければならない。
これなくして人類が進むべき正しい道を、判断し、評価し、実行し、歩むことはできない。



国連を健全化して人類が直面している諸問題の統一的課題を解決させるために、公平なる遂行力をもたなければならない。その現代的な問題が常任理事国間の駆け引き問題に反映している。ロシア中国は完全資本主義制とその政策を取っていない分、資本主義制度のように利潤追求のために欲望の原理のままの企業勝手をさせないで、理性による国家・外交運営や企業活動を行うことが可能である。その優越性を発揮することを望みたい。


ここまでが私のコメント

以下が記事本文

 

国連ロシア代表部、国連安保理の拒否権廃止案についてコメント
2018年11月21日 スプートニク日本

 

 

ロシアは、国連安全保障理事会改革のあらゆる合理的な選択肢について議論する用意があるが、拒否権だけは例外だ。国連ロシア代表部のアレクセイ・ボグスラフスキー氏が、国連総会の拒否権に関する協議で述べた。

先に、ウクライナ代表団の代表が、拒否権の廃止について意見を述べた。

ボグスラフスキー氏は「われわれの立場はよく知られている。ロシアは、国連安保理常任理事国として、まずアジア、アフリカ、ラテンアメリカの新興国によって同機関にさらに代表的な性格を付与する必要性を指摘している」と述べた。

ボグスラフスキー氏はまた、ロシアは「安保理の構成国を拡大するためのあらゆる合理的な選択肢を検討する用意があり、国連の最も幅広いコンセンサスに基づいているのであれば、そこには妥協に基づく、いわゆる妥協的解決策も含まれる」と指摘した。

一方、ボグスラフスキー氏は、ロシアにとっては「拒否権の制度を含む現在の安保理常任理事国の特権の制限につながるいかなる案も容認できない」と述べ、「同制度は、理事会メンバーにバランスの取れた解決策の模索を促進する重要な要素であることを覚えておくべきである。

拒否権の使用または拒否権使用の脅威は、国連が疑わしいアバンチュールと結びつくことを一度ならず救った」と指摘した。


[https://jp.sputniknews.com/politics/201811215610410/:embed:cite]