それは火曜日の出来事だった
夕方歯科治療を終えて車に向かった瞬間
下りスロープを注意して歩いているにもかかわらず前方に思いっきり投げ出された感じで転倒

メガネは飛び散りまるでドラマで見る投身現場みたいに手足や頭があらぬ方向に投げ出されている

あまりの痛さに呻き声しか出せず助けを呼ぶこともできない
このままでは激痛と凍死というのが目の前をよぎり全身の力を込め一つづつ左手、右足、頭…と呼び寄せるように確認して行く
地面の冷たさも徐々に全身に染み込んでくる
あらぬ声をうめきながら何とか立ち上がり歯科の受付に座り携帯でこれから間に合う整形外科にタクシーを呼び向かってもらう
歯科の皆さんやタクシーの運転手さんにはお世話になりました
激痛で震えが来て座っているのも辛い

整形でうめきながらレントゲンを撮り右肩の大転子部位の骨折のようです
しかし専門のDRが明日でないとという事で紹介された病院で次の日入院へ

痛み止めの飲薬貰ったけれど激痛で眠れず朝ももうろう
きっと苦痛に顔が歪み相当人相は悪いに違いない

そして入院してレントゲンやCTやらMRI
伸ばせない腕を伸ばしながらの撮影は拷問ルームでした
採血で血糖値が高いって…薬で落ち着いているはずだけど普通の人よりはかなり高い
で、手術しても傷が治らなかったり感染症を起こすかもしれないということで激痛はそのままに手術しないで様子見するかも知れないと言う。
人生初のインシュリン注射する

この二日空が青くてお月様が綺麗

今日ようやくDRとゆっくり話せるようだけれど
手術にしても多分来週だし痛みとの戦いは続く

今月行われるシンギングリン の認定試験もだらりとした右手を見て直ぐに飛行機もホテルもシンギングリン 協会にも予約取り消し
戻らないお金もあり凹むけれど諦めるしかない

なんとなく今回は受けるなという所でしょうか
一緒に受けるはずだった友人達にエールを送り
自分の治療に向き合います