私には何の能力もなく感じる事が出来ないのだけれど
諏訪大社に近づくにつれ目が開けられなくなったのはどうしてなのでしょうね
涙が止まらなくて鼻水ぐしぐしでしたし
本宮の時は鳥居をくぐる体力が無くて一息つけなければならなかったし
石段の途中で登る時も下る時も押さえつけられるように体が重くて
うずくまって這いつくばって進まなければならなくて

でも、不思議とあんまり人がいなかったので恥ずかしい思いもそんなにしなくて済んだけれど
来てほしくないという事なのかと思っていたら
知らないおじさんがこの鳥居が本当の入口だと
本当に何度もここだからねと念を押されたり
もう写真も撮ったしよく分からなかったけれど
表に大きな入口と鳥居があったのですね
普通の人は行けない所も誘導してもらえたし
物凄く暑い日なのに汗もかく事なく
気が付いたらお昼ご飯も食べずに歩き回っている

そして色々な鳥が絶えず鳴きながら目の前にいて
静かで音の無い神社の中で淋しくなく歩いて来れました
殆ど目が開けていられませんでしたのでカメラのシャッターは目を閉じて写していました
こんな事初めてです

考えてみるとこれだけ有名な神社さんにあまり人がいなくて静かというのもおかしな話なんですが
炎天下の中歩いているのが私にすればありえない
5年間の寝たきり引きこもりですからね

今これを書いている時も
ラムネのピーピーキャンディを吹いているような鳥の声がずっとしています

でもこういう所だから不思議な事が起きても普通なのかもしれませんね
だってすごいなぁと思うのが窓を開けたら前方後円墳があるなんて
遺跡好きの私には素敵すぎます

善光寺は商業主義っぽかったのですけれど
ここは雰囲気がまるで違っていて表現出来ません

畏怖というのかちょっと怖いです
自分で決定しているようでそうでは無い
同じ所を行ったり来たりして用事が終わるまで出る事も出来ない
極限に調子が悪く
そこにお布団があれば気にせず寝込んでいたでしょう