昔から反りが合わず事あるごとに衝突していた母でしたが
気がついたらアルツハイマー病で
それに患っている事も気がつかず大騒動
振り回されっぱなしの数年も
母が民間の施設に入り何となく落ち着いていた所
今度は地元の介護施設にやっと入れそうで
今月は引越しやら手続きやらで忙しくなりそう

せっかく馴染んだ所ですが
段々年金が減らされる現状と
年老いて次第に介護度が上がって行く現状とでは
次第に料金が払えなくなって出されてしまうのかなと
正直焦りを感じました
順番待ちでしたが入所出来て良かったです

こちらに精神的ゆとりが出来ると
不思議に優しくなれます

母に会いに行くたび私の顔を覚えている?
つかの間考えて忘れるわけないでしょうと笑う
施設に入る前に一緒に行った温泉で
母の背中を流しながらこれが最後かなと思う
ちょっと涙が出そうになった

時々動物好きの母を連れて
ペットショップに犬猫を見せに行くととても喜んでいて
母の笑顔を見ると良かったなと思う
父と今度はお菓子屋さんにでも行って
ぜんざいとか好きな物を食べさせてあげようかと話しながら
それでも中々実行出来ずにいる

地理的に400㎞近く離れていると
簡単に帰れない

駄々をこねて施設に戻らないと騒ぎそうで
これまで家に連れて帰ってあげられなかったけれど
母が落ち着いて暖かくなったなら
満開に咲く庭先のコブシの花を見せに
一度は連れて帰ってあげたい

その時まで私の顔を覚えているだろうか…