今回届いた本は
湯川秀樹氏の「続 天才の世界」文庫本 定価420円
これを中古本で1円
次に
二木謙一氏の「信長 秀吉 家康に学ぶ 成功哲学」文庫本 定価500円
これも中古本で2円
送料が2冊で514円 総額517円

本

山梨県のもったいない本舗から
一緒に桃太郎と鬼さんのかわいいイラスト入りの
3月分のカレンダーが入っていました(o^^o)

カレンダー

「天才の世界」の初めの本がまだ届いていないのですが
ざっと読んでみました
対談形式で聞き役に市川亀久彌さん
アインシュタイン 宗達 光琳 世阿弥について詳しく分析されています
育った環境や時代背景、考え方や性格 etc

日本にいながら日本の文化という物が全く理解出来ていない自分には
言葉自体も難易度が高かったですね(^_^;)
お能に関しては殆ど知識がないので芸術哲学とか難しかったです

世阿弥の書かれているものに花の付くものが多いのですね
「人生を起承転結的に生きる。そこでの中心理念は「花」なんですね」
と話されている

美しい少年時代の段階での演能を「時分の花」
それから芸が円熟した中年の芸を「まことの花」
老木になるまで花が散らないで残っていなければならぬ

私にはまだ花が残っているのでしょうか…
起承転結の結をどの様に結んで行けば良いのでしょう

湯川秀樹氏はアインシュタイン氏に会われているのですね
物理学のお話は難しかったのですが
交流する中で人間的にも素晴らしい方だったのが伺えます
1936年にかかれた「自画像」というエッセーの最後に
「孤独は青年時代には苦痛でありましょうが、
ひとかどの年をとってしまうと、甘美なものであります」
ということを書かれています
湯川氏も「いい言葉やね。(途中略)まさに万感がこもっている。
そこにいろんなニュアンスが感じられますね」
と深く共感なされています

今、孤独を感じて苦痛で苦しんでいる人も
湯川氏もアインシュタイン氏も同様に苦しんでいた時もあった
という事を知ると少しだけなぐさめにはなりませんか?
それが過ぎれば甘美な世界が待っている