それは地球が平らだった頃の話
人々には
腕が2組
足が2組
大きな頭に顔が2つあった
ものを読みながら話すこともできた
けど愛のことなんて何も知らなかった
それはまだ愛が生まれる前のこと
愛の起源

人には3つ性があった
男と男が背中合わせの太陽の子
女と女が背中合わせの地球の子
そして太陽と地球 娘と息子の中間
それが月の子

そんな人々の力を恐れた神々は
人々を真っ二つに引き裂いた
そして私たちが払った代償を忘れないようにと
傷口を縫い合わせ
お腹のあたりで糸を結んだ
激しいハリケーンや雨風で
人々はバラバラに散りばめられた
もし教えを破れば
再び引き裂かれ
一本足で飛び跳ね
一つ目で見るハメに

最後に君を見たのは
互いが二つに切り裂かれた時
君は私を見てたね
私も君を見てたよ
見慣れた君の仕草
だけど私は気づかなかった
顔には血がついてたし
私の目にも血がにじんでいたから
でも誓って言える
君が感じた痛みは
私の痛みと同じだと
心の底まで
貫くその痛み
それが“愛”
だからふたりは堅く抱き合い
元に戻ろうとした
それがセックス
メイク・ラブ
昔々の冷たく暗い夜のこと
天の支配者によって
人は寂しい2本足の生き物に
それは悲しい物語
愛の起源の物語
愛の起源
こうして
愛はうまれたよ


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プラトンの「饗宴」読んでみたくなりました

ヘドウィグ大好きです。

あの・・・その・・・・
ヘドウィグを圭吾さんにやって欲しい(・・;)

これは、恐ろしい願望でしょうか?きゃぁ