ここで
ビザ取得の為
アメリカ大使館に行った時の
お話し。


何かあったのか
誰かが来るのか
いつもこうなのか
わからないですけど
物凄い人数の警察官の中
アメリカ大使館にイン。

軽めにパスポートを見せ
手荷物と身体検査。
飛行機に乗るときのような感じです。
ちなみに
電子タバコはここに預けなきゃなので
帰りの際は忘れずに。

そして
指示に従い進むと
建物の中に入る為の
第2関門。

書類のチェックと
パスポートのチェック。

すんなりクリアして
ようやく建物の中へ。


めちゃくちゃ混んでるー。


ハワイの
丸亀製麺ぐらい混んでました。






大使館の中は
写真を撮っちゃいけない雰囲気だったので
今日はこんな感じで。


まずは
書類を提出する為の列へ。

4〜50分ならびましたかね。

ここで思った事。

皆さんの書類をチラチラ見ると
あって10ページぐらいですかね。
厚さ的に。
僕が準備した書類は
85ページ。
こんだけ準備すりゃ
他の人との気合いの差を
見せつけられる
合格率アップでしょっ
と自身に満ちてました。

ハワイの伝説のサーファー
デューク・カハナモクのように。






この時は
落ちるだなんて
思ってもなかったです。
今思えば
書類が多すぎるのもダメ
だったのかなと。

というのも
書類を隅々まで細かく
読み込んでいないような。。

なので
完結な文章で
伝えたい事だけ伝える。
これが大事なような。。


書類を提出すると
そのまま
面接の列へ。

ここは
結構待ちました。

列の先には
4人の面接官がいました。

刑務所の面会のように
ガラス越しに
4人の外国人の方が並んでいて
1対1で面接していくシステム。

もちろん英語です。

2ヶ月ハワイにいて
何となくヒアリングはいけそうですが
言葉がでない。

さてどうしよう。

とりあえず思った事は



4人のうちで
一番優しそうな人に当たりたい。



これでした。

だって
けっこうイカツイ方々なんだもの。

一番左の方は
白人メジャーリーガー。





ガラス越しで
眉間にシワをよせ
ガムをくちゃくちゃしながら
面接しているお方。





二番目の方は
ゾンビ何匹でも殺せます黒人女性。





鋭い目つきで
私は妥協しませんよ
の、雰囲気でオーラビンビン。
ガムをクチャクチャしながら。





三番目の方は
白人ぽっちゃりオタク。





ピッツァを食べながら
アニメ見てます。
な、感じでガムは無し。




四番目の方は
ドデカ黒人センター。





ガラス越しに
一人一人仕切られたスペースに
パンパンに陣取るビッグマン。
もちろんガムを添えて。




多少大げさに言ってますが
面接にど緊張している僕には
こんな感じ見えてました。


みなさんどうですか?


もちろん
白人ぽっちゃりオタクさんですよね。

唯一ガムも食べてないし。

1時間以上ならんでましたかね。

面接の為の英語の勉強そっちのけで
白人ぽっちゃりオタクさんに
当たる事を祈ってました。

ちなみに

ならび始めて2時間弱。
タイミングによって
もっとすんなり行ける時もあるかもですが

前後の方に
「ちょっとトイレに行くので
ここ開けといてください。」
と言えない方は
あらかじめトイレ、水分の確保は
した方がいいかもです。


そんなこんなで
順番は前に二人を残すのみ。

面接時間もバラバラなので
誰に当たるかまだ確定はしてませんが
順当に進めば

ゾンビ退治かピッツァアニメ。

たのむ
このまま何もなく順当に進んで
ピッツァアニメに当たってくれ。

そう願っていると

問題発生。
目の前でピッツァアニメと面接を
していた日本人男性が揉め始めたんです。

チラチラ聞こえる話を聞くと
その男性は、
以前に麻薬所持で逮捕経験が
あるらしくてこずっていたんです。

そんな人でもビザってとれるの?
と思うと同時に
英語が伝わりづらい場合は
通訳の日本人の方が来てくれるという
事もわかりました。

なんだ、
これで面接はなんの問題もなく
進めるじゃんと
ホッとしたのもつかの間

僕の番に。

日本人男性がピッツァアニメと
揉め始めた事により
タイミングがズレまくり
僕の面接官は

白人メジャーリーガー。

ガムを噛みながら
眉間にシワをよせ手招きされました。


怖ぇ。。


無言のまま
メジャーリーガーはしばらく
資料に目を通してました。


怖ぇ。。


しばらくして
メジャーリーガーは英語で

「なんでビザが欲しいの?」

と質問。

これは
弁護士さんにもらった
面接でこう答えなさいメモ
に書いてあったとおりに

「仕事の準備の為です。」

すんなり答えられました。

そして
メジャーリーガーは資料をみながら

「君、コメディアンなの?」

と質問。

これの答えは
メモには無かったので
アドリブで返さなきゃいけない。

ここは

緊張感と恐怖をぶち壊すチャンスだ!

と判断し
20何年間、
吉本でつちかった能力を駆使し
声のトーンと言い方、
表情と身体の動きを使い

「イエ〜ス、アイアムアコメディアン、
アロ〜ハ〜」

と、ブチかましてやりました。

すると
まさかの大爆笑。

ありがとう吉本興業。

これで緊張感もほぐれ
メジャーリーガーの眉間のシワも
無くなり
面接もうまく行くと思ってました。

そして
次の質問が飛んできました。

「ESTAじゃダメなの?」

ESTAは皆さんご存知の
観光ビザですね。
アメリカ圏に旅行に行く時は
必ず必要なESTA。

このビザだと
一回で約3ヶ月の滞在がゆるされ
一度日本にもどってくれば
さらにもう3ヶ月。
一年で約6か月滞在できるというもの。

このビザでよくね?

って事を言ってきたのです。

これに対しての答えは
メモに書いてあったので
その通り伝えたのですが
伝わらず。

通訳の方の登場です。

通訳の方に日本語で伝え
その後に
通訳の方を返していくつか質問に
答えました。

「向こうでの滞在費は?」

「ハワイでの仕事内容は?」

「日本での仕事内容は?」

でした。

その質問のやり取りの間に
面接官と通訳の方が英語で

「彼は有名なの?」
「私は知らないです。」

という会話もありつつ。

フェイマス? & アイドンノウくらい
わかるよバカヤロウ

と、アウトレイジな気持ちは
抑えつつ

面接は終わりました。

合格の場合は
この場でビザを発行します。
と伝えられます。

僕の場合は
いったん保留でした。
1週間ほどお待ちください。
との事。

そして僕は落ちました。

ハワイでの滞在費と
ちゃんと日本に戻ってくるという
事に対して不安がある。
という判断でした。

この場で
合否が分かるわけですから
資料の作り方、面接は
だいぶ大事だなと感じました。

そして

不合格の通知がきて
約一ヶ月のブログ沈黙。



自身満々の
デューク・カハナモクが







沈黙のモアイへ。









皆さんも
モアイにならないように
事前の準備を忘れずに。