昨今のマルチエフェクターの進歩が

凄い。まぁ80~90年代のスタジオ

クラスのリバーブなどが今や

コンパクトエフェクターに入って

しまうほど進んでいる。

最近のマルチエフェクターや

コンパクトエフェクターなども多く

ステレオ対応している。

もっぱらギターアンプなどはモノラル

で鳴らすことを前提としているので

MONOと書かれた端子を使うことと

なるのであろう。

もちろん宅録などを中心に考えると

ステレオアウトがあるのはありがたい

しかしながらスタジオ練習やライブ

ハウスなどでライブをやってると

あまり必要にならないのが現実だ。

自宅で大きな音が出せない環境で

ヘッドホンで音を作り、スタジオに

持っていくとそんなにいい音には

ならなくてガッカリした経験も

あるだろう。もちろんヘッドホンで

聞いている音はステレオだから

リバーブやディレイなども綺麗に

再生できる。それじゃスタジオでも

ステレオで鳴らしたらいいのか?

その辺を考えてみよう。


スタジオでやってみる

まずはアンプを2台にする方法。

もちろん2台になるのだからステレオ

には違いない。次にローランドJC120

のリターンに繋ぐ場合。これも

間違いなくステレオとなる。

それではこれで家で作ってきた音が

再生できる!と思うとそうはいかない。

結論から言うと、ヘッドホンと

ギターアンプのスピーカーでは

再生できる周波数が違うからである。

乱暴にざっくり言うとギターアンプの

スピーカーにはヘッドホンの音の

6割くらいしか再生する能力が無い。

そしてギターアンプの持つ固有の

音が加味されコーン紙で鳴らした

特有の音がたされる。それもいい音

と捉えるならなんの問題もないが

ここではもう少し掘り下げてみる


次にスタジオのPAスピーカーで

鳴らす場合。これは既に多くの人が

体験してるであろう方法だが

ステレオ再生というのは右と左が

同じ距離にないとステレオ感が出ない。

そうするとそれを弾く人がその場所

に立ったとしても他のメンバーは

全く関係がない。ましてや自分用に

ギターアンプを鳴らしたら全く

意味がない。


ライブでやってみる

練習では無理でもライブならと

思った方も多いだろう。そこでも

問題はある。500人や1000人の客

が入るホールでやるならまだしも

普通に考えて小さなライブハウスでは

無理がある。まず前提として小さな

ライブハウスで客の聞く音は


楽器本体(アンプやドラムの)の音

PAから出る音

モニターから出る音


が合わさって会場の音になる。

多くのライブハウスではバンドの生音

にボーカルと少し楽器の音を足して

完結してるのではないかと思う

また客もPAスピーカーの丁度真ん中

にいるとは限らない。

それを条件として客にステレオ感のある

音を聞かせようとすると


客は客席中央の左右のスピーカーが

同じ距離にある場所に座る

自分用のモニターとしてギターアンプを

鳴らさない。

イヤモニを装備できる環境にある。


かなりハードルが高い。多分プロとして

活動してる人くらいしか実現しない

のではないだろうか。プロは客の為に

演奏しているのであって、自分の楽しみ

の為の演奏でないので少し目的が

変わってくる。


それではステレオ化は無理なのか

1つ出来ることととして提案するのは

2台のFRFRスピーカーを使うこと。

これならギタリストの後ろからステレオ感のある音が出る。

そしてFRFRスピーカーに送っている音源にEQを噛ましてPAにLINEで送る。

もちろんスタジオ練習にもFRFR

スピーカーを持ち込めばいい。

これがアマチュアとして出来る

最大限なのではと考える。