月1の連休希望を出して実家の様子を見に行く日。三連休初日のカーフェリーはまあまあ混んでいて、いろんな人が乗船している。


1人か家族か、カップルかグループか、そして性別、年代の構成はどうなのか。

渡る目的は何か。どこから来たのか。


2時間半乗るから過ごし方も様々で、船室で休んでいる人(大半)、読書やパソコン、ゲーム、食事してる人、海を見ている人、ウミネコに餌をやる人…


エンジンや風、波の音、ウミネコの鳴き声に混じって、いろんな会話が聞こえてくる。


釣り場の話、着いたらどこに行くか、日常会話…

私はそれらをなんとなく聞きながら、うとうとしたり、頭に思い浮かぶまま今昔の事柄をぼーっと考えたりして過ごす。


(お天気はいまいち)


そういえば、昔聞いた印象的な観光客の会話を思い出した。 


到着が近づいて佐渡が見えてきて、観光客のおばちゃん2人は窓から佐渡が見える~ってテンション上がったご様子。



(小佐渡の方。反対側を撮るの忘れた…)

  「窓から見えるの佐渡?」

  「大きいね」

  「あれ、反対側にも見えてきた、あっちはどこ?新潟が見えるの?」

  「新潟は途中で見えなくなったでしょ(笑)、新潟はもう1個島があったよね?」

  「それかも!」


(いやいや、船が着く港は湾の奥にあるから両方に見えるだけで、どちらも佐渡ですよ)と心の中でツッコミ、無知過ぎると半分呆れながらもその素直に楽しんでいる感じが羨ましく思えたのでした。



生憎お天気は不安定で、船を降りたら一雨来たけれど、乗客それぞれが良い旅になるといいなぁと思います。