今回の東京
目的は『アット・ホーム・アット・ザ・ズー』
堤真一さん、小泉今日子さん、大森南朋さん出演の舞台です
第一幕は、堤さんとキョンキョンの2人芝居。
第二幕は、堤さんと大森さんの2人芝居。
「動物園物語」という有名な戯曲ですが、
私は今まで観たことがありませんでした。
200人ほどしか入らない小さな劇場での公演で、
幸運にも、前から3列目の席での観劇。
まさに目の前で繰り広げられる物語を、
固唾を呑んで見つめました
夫婦役の堤さんとキョンキョン
リビングで繰り広げられる夫婦の会話
絶妙な間に、時々笑いを誘われます。
キョンキョン演じる妻アンの気持ち…
わからなくはない…ところも多々ありました。
でも、だからと言ってこの会話が必要なのか…?
この会話から答えが導き出せるのか…?
いや…答えを出す必要なんてそもそもなくて
この、会話をするっていう行為が必要なのか…?
私には、よくわかりませんでした。
そして、公園で偶然に出会う
堤さん演じるピーターと大森さん演じるジェリー
ここでは、ジェリーから繰り広げられる会話に
少しだけワクワクさせられる。
「動物園に行ってきたんだ…」
「そこからここまでずっと歩いて来たんだ」
うんうん…それで??
そんな風に思わせておいて、いっこうに確信に触れない会話。
ピーターと掛け合いの会話をしてる間は
なんとか、私の耳も機能していましたが…
やがて、ジェリーの独壇場
長い長い、ピーターにとって必要も興味もない会話…
ここで、私の耳が閉じちゃいました
何度か一瞬眠ってしまっていて…
ふと、大森さんがジェリー役のオーディションを
受けているような、なんとも不思議な感覚に…(;^_^A
堤さんに見つめられてやりにくいだろうなぁ~…
なんて、考えてしまったり…
まぁ、学のない私にはとっても難しいお芝居でした
そして、カーテンコールも一回のみ…
拍手はあっさり終了してしまいました。
たぶん、20年ほど前から、堤さんのお芝居を観てきましたが
カーテンコールが一回のみって…初めてだと思います。
なかなかシビアな世界です