銀木犀<鎌ヶ谷>のある千葉県北西部も
2週続けて記録的な大雪に見舞われました。
電車が止まって帰れないスタッフや家から
片道1時間以上も歩いて来たなんていう
方もいて大変でしたけど、銀木犀の中は
なんら変わらずいつも通りでしたね。

午後から銀木犀<錦糸町>へ。
この日はシニアサインの研修でした。

耳の遠い方や、失語症や認知症の方とのやりとりが
上手く出来ずにイライラしたり、つい大きな声を
出してしまったりって誰でも経験あるかと思います。
「シニアサイン」は身振りや手振り、簡単な手話を
交えて、音声言語だけに頼らずに会話を楽しむ
手段のことです。でも実は、最初は手話と聞いて
いたので覚える事がいっぱいあって大変なのかな、
なんて思っていたのですが、全然そんな事はなく
コミュニケーションの大切さを改めて学びました。

NPO法人生活支援サイン代表の近藤禎子さんが
考案した「シニアサイン」の基本は相手の目を見て
表情豊かに会話をする事だけです。細かいルール
やテクニックはありません。必要なのは相手に伝え
たい、相手を分かりたいという気持ちと想像力です。
伝えたくても言葉で上手く伝わらない、相手の言う
事が聞こえないなんて、とても孤独で寂しい事です
よね。どうせ伝わらないのだからと諦めてしまう方も
多いのではないのでしょうか?これは認知症の方
にも言えると思いますが、私達がその人を分かって
あげられれば、とても大きな力になれるはずです。

講義を終えて。。。
介護士として私達が行っている事って、いずれ私達が
して欲しい事なんです。またそうでなくてはいけない
と思っています。耳が聞こえなくなっても、認知症に
なっても寂しい思いなんてしたくないですし、だから
こそ先輩方にも寂しい思いなんてさせてはいけない
のです。銀木犀でもシニアサインを取り入れて日々の
コミュニケーションをより豊かにしていきます。
近藤先生、記録的な大雪の中を名古屋より
お越し頂きまして誠に有難うございました。


