こんにちは☀️
とってもとっても久しぶりにネイルのblogを書きます
実はネイルに関しては昨年から今まで
blogに書きたくても書けなかったことがありました😞
たぶんめちゃくちゃ長くなるので
適当なところまでよろしくお付き合いください
恥ずかしながら私は小さいころから無類のマザコンでした
小中高とからだはどんどん成長しましたが、精神的にはなかなか親離れできず
社会人になってからも家に帰れば母にその日あったことをひと通り話しては泣いたり笑ったりの毎日😅
ほとんど友だちのような関係でした
もちろん
結婚してからは料理の相談
子育てがはじまれば育児の相談
そして
同居の愚痴や
人間関係の相談…などなど
良いことも悪いことも
楽しいことも悲しいことも
いつも1番の相談相手が母でした
もし私が人に聞かれて母を言い表すとしたら
間違いなく
"私の全てを知っている人"
と答えると思います
そして同時に
"私の全てを無条件に受け止めてくれる人"
でもありました♪
本当に本当にたくさんの愛をもらい
たくさんの幸せをもらいました
そんな母に恩返しがしたくて
子どもたちもすっかり大人になって巣立ったあと
いろんなところに連れて行ってあげたい！
と思うようになり
金銭的にもそれができるような余裕ができたころ
母は脳梗塞の後遺症で足が思うように動かなくなっていました😭
足が弱いせいでどこにも出かけたがらず
旅行に誘っても
まともに1人で歩けない自分が行ったら迷惑しかかけないからと
旅行の写真と土産話を楽しみにするばかり
そんな母が
最近ひとつだけ、とても楽しみにしてくれていることがありました✨
それが
ネイル！
なのです✨
私がネイルに携わったのはかなり歳を取ってから
本当につい最近のことです
はじめは単なる趣味からでしたが
あまりにネイルが好き過ぎて、ハマり過ぎて、
本格的に勉強を始め
挙句
プロしか買えないジェルを買いたいがために級も取り
どうせ級を取ったのなら
"好き"を仕事にしたい！
と思うようになり
とうとう自宅サロンを開いてしまった！
というわけです
ちょうどそのころ
突然、母の面倒を見てくれていた兄の海外転勤が決まり
当然のことながら足の弱い母が1人で生活できるわけもなく
かと言って
私は実家の静岡を離れ
東京で主人の両親と同居しているので呼んであげることもできず
仕方なく母は兄が帰国するまで施設にお世話になることになったのです
歳をとってからの施設での一人暮らし
どれほど心細かったでしょう
それでも月に一度
私が母の施設のある静岡に行き、母の通っている病院への通院を手伝っていたので
通院後に母の大好きな助六寿司を買っては施設で一緒にお昼ごはんを食べるのを唯一の楽しみにしてくれていました
私のネイルも月に一度付け替えていたので
通院手伝いには母に新しいデザインをお披露目することになり
その度に
私がわざわざ手を見せなくても
爪きれいだね〜✨✨
と、すぐに気づいて感心してくれるのです
ネイルをするようになってから気づいたのですが
母の手は
歳を取りシワシワにはなっていましたが
とてもきれいな爪の形をしていました
それを指摘すると
実はみんなに褒められるのだと
照れながら言うのです
いろんな方に
爪の形がいいからネイルしたらさぞきれいだろうと言われるのだと
そこで
兄が帰国し実家に帰ったら、私にネイルをしてもらうのだと言って
それはそれは楽しみにしてくれるようになりました♪
そんな矢先…
コロナ騒動が巻き起こり
私が東京住みであることもあり
施設としては
月に一度の通院手伝いであっても
東京からの訪問を受け入れることができなくなり
母に会うことさえままならなくなりました😭
何ヶ月も何ヶ月も会えない日が続き
寂しさからか
母はどんどん弱っていきました
会えなくなってから半年以上が過ぎたころ
母があまりに弱ってしまい
娘さんに会うことで元気になれるのならと
施設の方々の計らいで
入居者の方がほぼデイケアに行って居なくなる日を見計らって
特別に少しだけ会わせてもらえることになりました
話をいただいてから2週間
こちらの家族全員の毎日の検温や体調の変化を記録し
何かあれば会うことができなくなるので
母が楽しみにしてしまうと可哀想だからと
施設の方と最後まで母には内緒にしておくことを条件に準備しました
そして当日
全くのサプライズで
娘と一緒に母を訪問
部屋のドアを開けたとき
一瞬何が起きたのかわからないように私と娘を見つめた母でしたが
次の瞬間
ボロボロと泣き出してしまい
私も娘も
釣られて大泣き😭
なみだ、なみだ、の再会を果たしたのです
それが昨年の秋のことでした
それ以後
もう会えることはなく
どんどん弱っていった母は
年末に心不全を起こし
入院してから2週間で
あっという間にこの世を去りました
病院でも私たち東京人は面会も許されず
もう本当に危ないと連絡をもらって駆けつけてさえ
病室には入れず
母の病室のすぐ下の駐車場に居ながら
ありがとうの一言さえ言えぬまま
息を引き取ったとの連絡を受けました
私の全てを知ってくれていた母
私の全てを無条件に受け止めてくれていた母
私の全てだった母…
その母との別れがこんな悲しい別れ方になるとは夢にも思っていませんでした
私の心に深く残ってしまった後悔
最後の最期に一緒にいてあげられなかった後悔
ありがとうを伝えられなかった後悔
そして
ネイルをしてあげられなかった後悔
あんなに楽しみにしてくれていたのに…
母が心待ちにしていた実家への帰宅は
無言の帰宅になってしまいました
葬儀屋がバタバタと支度をしてくれているのを他人事のように感じながら
ただ最後に
今日ご遺体は葬儀社で預かりますか？と聞かれて
私が一緒にいますので自宅にお願いします
と応えたことだけ覚えています
実は病院からもうダメだろうと連絡をもらったとき
まず私が支度したものがネイル道具でした
どうしてもお別れする前にネイルがしてあげたかったのです
その夜
母の爪に時間をかけて丁寧にネイルをしました
その時だけは不思議に悲しさは無く
ただ母に喜んでほしい
きれいに仕上げるのだと
それだけを考えて
むしろ喜びを感じながら
楽しみながら施述したのを覚えています
私の娘が一緒に実家に残ってくれていたのですが
私がネイルをしている間
ずっと母に
ばーば！
良かったね✨
爪きれいにしてもらって♪
と話しかけてくれていました
母のことです
きっと向こうで
娘にネイルをしてもらったのだと自慢してくれているはずです
あまりに悲しい別れで
気持ちの整理がつかず
ずっとずっとネイルに関しての記事を書けずにいましたが
母との思い出をここに記すことで
やっと前に進めそうです
長々とお付き合いいただき
最後まで読んでいただき
本当にありがとうございます
これからもどうぞよろしくお願いします🙇♀️
最後に
一番最新のマイネイル
ネイルって楽しい〜
