「じゃあ一番、思い出深い場所は?」と聞くと、
「つらかったっちゅう意味で、ダイヤモンドヘッド登山」やと。
ホテルの部屋から見えるっちゅうことで気になっとって
「せっかくだから登ってみっか」という話になったらしい。
片道約30分という情報を真に受けて、ナメてかかったのが間違いやったらしい。
当然やけど、行きは上り坂が延々続き、
「もうすぐ頂上?」っちゅう頃には、長階段やトンネルや螺旋階段が次々登場して、
体力のないシェアメイトの元浜田を苦しめたという。
頂上ではスピリチュアルな何かを感じることや、景色を眺めることよりも、
体力回復を待つことに力を注ぎ、
帰り道では、充実感に満ちた笑顔を浮かべるたっちゃんに
ひたすら食べ物や飲み物をねだった。
結局、往復2時間でフツーのひとの倍。
元浜田は「いや、でも、なんだかんだで楽しかったような」と言うとりましたが、
ホンマやろか。
あ、「ビーサンで登ったのはアホだった」とも言うとりました。