おそば ‐ F | 『子供用マウンテンバイクで荒野を疾走するような生き方!』・・・・・・が出来たらいいな。

  あ、どうも。GINです。世間ではゴールデンウィーク終わりましたね。この場所ではゴールデンウィーク初日で時間が止まってます。流石にもうそろそろ終わると思いますので、もう少しだけお付き合いください。

 さて、目的地に到着したはいいが、そこは黄金週間の観光地。昼時のおそば屋さんはすごく混んでいました。一人で並ぶのは私的には中々勇気のいる作業。うーん。

 駐車場でお店を眺めながら悩むのは近所迷惑な気がしたので、お店から少し離れたところにあるコンビニの駐車場でケータイの地図アプリを眺めながらこれからの行動を考えます。
 ここまできて「食べない」と言う選択はありません。かと言ってあの列には加わりたくはありません。ほかの店で食べるという選択肢もありますが、「あの店でないとダメ」な理由がありますので却下。そこでどうするか。

 並びたくない→列がなければ並ばなくていい→列がなくなるまで待てばいい!という訳で1?2時間程どこかで時間を潰すことにしました。

 せっかく信号が縦型の雪国使用になるくらい北上したんですから、もう少し足を伸ばして兵庫県縦断と行きましょう。
 地図アプリで現在地の地図を表示、そこから次の目的地までの距離を図ります。約26km、往復で二時間弱でした。さっき手に入れた出石食べ歩き公式ガイドでお店の営業時間を確認すると午後5時までで、多少道に迷っても余裕を持って帰って来れます。

 まっすぐ北、という情報だけ頭にいれで出発します。コンビニ目の前の国道426号線に乗って、橋を渡って出石川沿いを北上します。
 ダンプカーの後に続いてゆっくりのんびり川沿いの道を進むと出石川が円山川という川と合流しました。川幅が一気に大きくなります。いやー、気持ちいい。

 円山大橋を渡って円山大橋西詰を左折すれば川沿いの最短ルートなのに、なぜか直進してしまう私。多分その時は(豊岡=北)というイメージで≪←豊岡市街地≫の看板に騙されたのではないでしょうか。いや、勝手に勘違いしただけで看板は私を騙そうとしてる訳ではないのですが……
 
 豊岡市街地を突き当たりまで走り抜けて右折、さらに突き当たりを右折。間違いに気づいて、せっかくだからと無駄に市街地の渋滞に巻き込まれてから川沿いの道に戻ってきました。
 
 そこから先は正真正銘北に向かって一直線、312号線から県道3号線をひた走ります。
 
 途中から山陰本線とも併走する県道3号線を走っていると、川沿いのはずなのに海産物の看板が増えてきます。川自体も段々入江のようになってきました。目的地はもうすぐそこです。

 城崎温泉を横目に、ちょっと惜しい気もしましたが今回は我慢して直進。そして、



うーみーだー!

 はい、日本海です。流石に叫びはしませんでしたが、小さな上り坂を登り切って視界が開けた時の達成感は言葉では言い表せないものです。

 これで兵庫県を神戸の瀬戸内海から豊岡城崎の日本海まで縦断達成。こっちは、瀬戸内海は六甲山の上からチラ見しただけ、日本海は主目的ではない、そもそも同じ日に行ってないなどの理由から達成感は低め。また後日挑戦もいいかもしれませんね。

 とりあえず海にはたどり着いたし、いい加減おなかも減ったし、昼時とも言えない時間になったし、主目的を果たしに行きましょう。

 ここから出石に向かうのは、ついさっき通ってきた道をそのままたどるだけの簡単なお仕事です。他のルートをたどることもできたかもしれませんが、お腹の虫が許してくれませんでした。

 県道3号線から国道426号線をひたすら南下。行きにに迷い込んだ豊岡市街をスルーしてまっすぐまっすぐ。
 
 途中、対向車線のライダーの方に挨拶されたのですが、なんの心の準備もしていなかったため反応できませんでした。どちら様か存じませんが、決して無視した訳ではないんです。お腹が減って力が出なかったんです。
 冗談は置いておいて。せっかく楽しさお裾わけしてもらったのに、それを受取りそこねたのはもったいないし悔しいです。
 こっちから挨拶かますなんてことはチキンな私には難しいけれど、それでも返すぐらいはしたいなー。もし私が勇気を振り絞って挨拶したときに挨拶が帰ってきたらとても嬉しいと思うし。

 さて、一本道を迷わずに出石に帰ってまいりました。時刻は大体午後3時。流石にお店の前の行列は消えていました。駐車場の端っこに駐輪していざ入店。

 第一印象は「あれ?こんなに狭かったっけ?」でした。子供の頃はもっと広かったような気がしたんですが。
 
 店員さんに「おひとりさま」と伝えて、障子で仕切られた6人か8人が座れるほどの半個室のお座敷に通されました。こんなに広いところを一人で使っていいのかなー、と思ってたら次に来たお客さんが7人のグループでさらに気まずい……そっと障子を閉めました。
 
 早速お蕎麦を注文。取り敢えず一人前だけです。



 画像はとろろ鶏卵投入後、最後の4枚残敵掃討中の写真。待ちきれませんでした。
 
 五皿ひと組み一人前でツユは徳利に入っていて、薬味の刻みネギ・おろし大根・おろしワサビ・トロロ・生鶏卵をお好みで蕎麦猪口に入れて食べる典型的な出石皿蕎麦。
追加注文は一人前五皿ずつ可能でした。 
 まずはツユだけで食べて、次に卵、最後にツユを継ぎ足してとろろを投入。どの段階も美味しいですが、私は鶏卵を入れたバージョンが一番好きです。
 
 さて、出石皿そばでは、食べ終えた皿を積み上げて その高さがお箸を越えれば《そば通》であるとされているそうです。近又さんでは20枚重ねるとピッタリそば通基準を超えます。


四人前20枚完食。これで私もそば通。

  
 で、こんなものもらいました。

 
皿そばの証(認定)大小2種類有りましたが今回は大きいほう。主目的達成。

 男性女性共に20枚以上、小学生以下の子供なら15枚以上食べるともらえるそうです。この手形を五つ集めると一年間無料で皿そばを味わえるという特典付き。
 さらに男性30枚以上女性20枚以上子供15枚以上なら名前が永久登録となり、店内に名前が掲示されるようになります。サイドメニューまで登録される上に次の正月には年賀状が届くという。

 このサービス結構いろんな皿そば屋さんでやってるんですが、わざわざこの近又さんを選んだ理由。

 
 
真ん中は今回のやつ。年季が違うので日に焼けて真っ黒……

 実は既に皿そばの証を二つ持っているからなんです。前回来た時の父親と弟の分、だったと思います。何分十年以上前の話なので記憶が曖昧でごめんなさい。
 今回で三つ揃ったのであと二つで一年間無料と言うことになります。次回か次次回か。頑張ろう。

 さらにさらに、男性50枚以上女性40枚以上子供30枚以上を1時間以内に完食するとそば通の証(○特認定)という特別な手形をもらえて、次回から1年間無料になるという大食いチャレンジ的なサービスもあるのですが、

 
 
小学生だった私は30枚の皿そばを食べきって、1年間無料のそば通の証を既にゲットしていたりします。店内の名札を探せば私の名前もあるかもしれません。

 
こっち反対側。平成13年って何年前?


 残念ながら有効期限内に再度来店することはありませんでした。実に惜しいことをしたと思います。

 
 さて、完食後はそば湯を飲みながら一服。店員のお姉さんと「一人できたんですか?どこから?」とか「昔ここ来たことあるんですよ、手形もいくつか持ってます」とか雑談してから、レジでお金を払って店を出ます。御馳走様でした。


 そろそろいい時間ですし、これ以上変に寄り道せずに帰りましょう。
 国道426号線をそのまま反対に進みます。出合交差点を右折、野花交差点を左折して国道9号線へ。ここまでは行きと同じ道を辿っていきます。
 酷道じゃなかった国道429号線を避けて新庄の交差点を直進、そのまま40km程9号線を進みます。
 和田交差点を右折、国道173号線を17km、小野新交差点を右折したらそこはもうデカンショ街道。途中で国道176号線に乗り換えたら何度も直進したり右折したりしている古市の交差点。もうすぐで今日のツーリングは終わりを迎えます。
 そのままイナロクを南下、何も問題なく自宅まで帰りつきました。帰宅時間は午後6時過ぎ、太陽が沈む前に帰れました。

 往復でだいたい300km弱、時間にして7時から18時の11時間。休憩やら食事やらの時間を引いても10時間は走ってたのかな。だいぶツーリングっぽくなってきたかな、と思ったりしますけど、いろんなサイト見てるとまだ日帰りプチツーレベルという。冷静に考えると一つの県走ってるだけですし、そんなものなのかな。
 確かに体力的にはまだいけるし、なにより旅先で帰る時間を考えながら走るのはなんか物足りない……。

 二人乗り解禁前の初心者としてはそれでも十分楽しいんですが!ライディングはそれだけで楽しい!これめっちゃ大事!
 日常生活では中々味わうことのできない達成感があるというのは価値あることだと思います。

 さて、ちょっとそこまでおそばを食べに行ったハズが、あれよあれよという間に兵庫縦断丸一日、三回に分けてのGW編は終わりです。半月にわたって長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。
 
 次回はどうしましょうか。梅雨に入ってしまう前にどこか行きたいなぁ。












やっと書き終えた……何度くじけそうになったかわからん……