心臓はガンにはならないのでしょうか?
心臓ガンは存在するそうです。ただ、ごくごくまれにしかならないそうです。
なぜ心臓だけがガンにかからずにすんでいるのでしょうか?
理由は2つ。
1つは、心臓の細胞が特殊なため。心臓の細胞は脳と同じように、増殖することがない。
心筋梗塞で心臓の細胞の一部が壊死するケースはありますが、
その場合も他の器官とは異なって、新しい細胞に入れ替わることはないそうです。
ガンは細胞の異常増殖の病気なので、心臓の細胞はガンにはならないそうです。
脳には脳腫瘍というガンが発生しますが、細胞の結合組織に出来るガンで、
神経細胞自体に出来たわけではないので、心臓には当てはまらないそうです。
もう1つの理由は、心臓が高温のため。心臓の重量は体重の0.5%しかないですが、
体全体で作られる熱のうち10%以上を心臓が作り出していて、常に40度近くの
高温になっています。(血液温度を上げるため)
ガンの治療方法のひとつに温熱治療というものがあります。
これはガンが熱にとても弱い性質を利用した治療方法で、体温を40度近くに保ち、
ガン細胞を殺してしまうという方法です。
もし心臓にガンが出来たとしても、40度という高温に耐え切れず、
ガン細胞は死滅してしまうからです。
心臓と同様に、脾臓も他の臓器と比べて高温のため、ガンにかかりにくいと
いわれているそうです。
胃癌や肺癌はよくききますが、心臓癌ってきいたことないですよね?
心臓癌というのはないのです。何故かというと心臓は横紋筋でできていて、横紋筋は細胞分裂しないから。
細胞分裂して増えていくうちに悪性の細胞ができてしまって腫瘍化するのが癌なので、癌は細胞分裂しないところには発生しない、というわけですね。
ちなみに筋肉は次の様な分類が出来ます。
①平滑筋(smooth muscle): 消化器・呼吸器・泌尿器・生殖器などにある筋肉。
②横紋筋(straited muscle): 心筋・骨格筋・皮筋など。顕微鏡で拡大して見ると筋肉の組織に横縞(横紋)が見えるため横紋筋と呼ばれる。
骨格筋は体を動かす筋肉で、自分の意思で動かせるので随意筋といいます。これに対し、平滑筋・心筋などは自分の意思で動かせないので不随意筋といいます。
横紋筋は分裂しないので、筋肉トレーニングをして筋肉モリモリになったとしても、筋細胞が増えた(増殖した)のではなくて大きくなった(肥大した)ことになります。心臓癌はなくても心(臓)肥大はあります。
子宮は平滑筋でできているので妊娠したら細胞分裂してぐんぐん大きくなります。3~4kgの胎児・胎盤&羊水を入れられる袋になります。また、子宮筋腫など腫瘍ができやすい器官でもあります。