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ニュー研のブログ『ニュー研へようこそ、ゆっくりしていってね!』

呼吸器疾患と認知症を専門分野とする看護師のブログです!

今回は、普段私が行っている認知機能の確認方法について説明していく。

 

認知症が疑わしいと相談を受けた際に病室を訪問する。その時から認知機能の確認は始まっている。

一番大事なのがファーストコンタクトである。認知機能の話をする前に、「コミュニケーションを取りに来た」という姿勢をみせ、ゆっくりと話をする態度で接することが必要である。それにより、相手も安心して話をする姿勢をもってくれるからである。

 

そして、認知機能の把握の話に移る。記憶障害、見当識障害、集中力、理解力を確認する。

①「失礼します。こんにちは。」

まずは、初めましてとは言わない。対象者の反応をみる。「誰やったかな?」と言われれば「初めまして」と伝え自己紹介する。「ああ、来てくれたんか・・・」など人違いや会ったことがあるような発言があれば記憶障害や見当識障害による、取り繕いの発言が考えられる。しかし、人の見当識障害は中等度から重度の認知機能障害により出現するものである。ここで考えられる認知機能障害は人の顔を覚えていないがなんとか絞り出そうとする記憶障害からくる取り繕いであると考えられる。(重度の認知機能障害になるとはっきりと人物を言い間違えたりする)

②自己紹介をしたあとに「体調はいかがですか?」「今回はどうして入院したのですか?」

ここでは病識の理解や自分が置かれている状況が理解できているかを確認する。MCIや軽度認知症であれば体調が悪く入院したことは話せるかもしれない。中等度以上になると「どこも悪くない」や肺炎で入院したにもかかわらず足が痛いなどの見当違いの発言がある。

③「どれくらいの期間入院してますか?」「えーっと、今日は何日でしたっけ?」

ここでは日付の見当識障害の確認をします。入院して間もない頃であると「昨日から」など正答か誤答かわからないことがあるが、明らかに間違っていることもある。そのあとに今日の日付をさりげなく聞いてみて日付が正解しているか確認する。日時の見当識障害は軽度の認知症から出現しやすい症状になっているので、日付が明らかに乖離していたり「カレンダーを見てないからわからない」などの返答があれば見当識障害があると考え、認知症を疑う。

 

まずは以上の3点に着目し認知機能障害の有無を把握してみよう。