パリ…大嫌いでした。

 

7年間住んでおいてこういうのもなんですが、

パリに住みたくても住めない人もきっといるだろうに申し訳ないんですが、

 

7年間住んでみたけど、やっぱりパリ嫌いでした。

パリのとんだ無駄遣いデレデレ

と言うことでパリについては泥臭い話しか持ち合わせておりませんキョロキョロ

 

2016年4月に結婚と同時に引っ越してわかりやすくパリ鬱になりました。

いわゆる「パリ症候群」と呼ばれるやつです予防

 

 

1年くらい塞ぎ込んでから急に働く気になり、

徒歩圏内の日本好きのフランス人が経営するラーメン屋の”シェフ”と言う名のアルバイトをした時の話です。

右矢印徒歩圏内(地下鉄の定期券Navigoを買うお金がなかったから)

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右矢印ラーメン(ラーメン大好きラーメン

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右矢印英語ができればOK

 

ということで応募し、翌週から働くことになりました。

ムーラン・ルージュとSEXショップが立ち並ぶ繁華街にある20席ほどの小さな定食屋で、

初日に出向いたところ待っていたのは2歳年下のバングラデシュ人。

彼に仕事を教えてもらったわけですが、

 

 

この人、英語もフランス語も全然喋れなかった笑い泣き

 

 

お互いに単語とジェスチャーで意思疎通を図り、

どうにかこうにか仕込みとサービスを教わったわけです。

 

 

日本人の私に

 

「SHIZO(紫蘇)知ってるか?」

 

「WAZABI(わさび)は辛いから気をつけろ」

 

とお門違いな先輩風を吹かせてくるお茶目な彼。

フランス語が全く話せない私を捕まえて、それらしきものを披露しドヤる彼。

 

そんな彼と一緒に提供していたのは、

 

骨醤油ラーメン(豚骨ベース)

骨肉定食(肉のメイン+副菜2品)

骨魚定食(魚のメイン+副菜2品)

にんじんヴィーガン定食(野菜のメイン+副菜2品)

 

でした。

 

ヴィーガンのメインはおおかた「豆腐のグラタン」だったんですが、

こんな小さな飲食店にもヴィーガンチョイスがあったんです🌱

この定食、一番人気ではないものの一定数のオーダーは入ったんですよ。

 

2016年にロンドンからパリに移った時に、

 

パリのヴィーガン市場はロンドンに比べて50年くらい遅れてないか?ゲロー

 

とちょっと絶望的になったものです。

パリは観光地だけありベジタリアン🌱プレートは大体どこでもあるものの、

ヴィーガンとなるとやっぱり外食のハードルがちょっと上がったんですよね。

 

それでも2023年までにはヴィーガンのレストラン、カフェ、パン屋の数がみるみる増え、

どこのスーパーでも代替肉、代替チーズコーナがしっかりある状態に。

だいぶヴィーガンが楽になってきたなと思ってきたころに本帰国富士山

 

 

薄々わかっちゃいたけど

日本のヴィーガン市場、100年くらい遅れてないか?滝汗

 

 

というのが帰ってきた時の率直な感想。

「ヴィーガン」という言葉自体がまだ100年経ってないので100年遅れてるとかないんですけどねニヒヒ

 

帰ってきてからしばらくたって、見えなかっただけで案外あるなと分かってきたものの、

やっぱりまだまだまだまだ伸びしろが。

 

 

シリアスになりがちなトピックですが、

誰もが日常にすぐ取り入れられる要素もメリットも沢山あります飛び出すハート

何より世界中で今より伸びている市場なので動きが早くて面白い。

 

もっと気軽にヴィーガンを楽しんでみませんか飛び出すハート