たびたび中断しながら続けております。ここからは、
そこは、「では」じゃなくて「で」じゃー!

みたいな些細な点は省き、大きな「?」をいくつか書いて、
このお話は終了とします。
さて、次に引っかかったのは「~本作がいかに~かを感じる
ことができるだろう。」の部分です。
後半は、「~かがわかるだろう」とするのが自然ですが、
少しあとに同じ表現が出てくるから、ダブリを避けたのかも。
ならば、「うかがえるだろう」ぐらいにしてはどうですかね。
相手に対して「感じてください」とか「感じましょう」とか、
「感じることができます」とか言うのは、少々奇妙です。
「感じとる」なら使えなくはないけど、ま、私なら使わないわね。
その次に、「~驚異的な点は、~ということだ。」と続き、
ここで、「あれ? やっぱりこれ、翻訳文?」という思いが
強くなってきました。
この文のように、「点」は英語では...point is that...と前のほう
に登場することが多いんだけど、それを素直に「前」で訳すと、
あとに「受け」(こと)がダブるんですよ。
だから、「~驚異的なのは、~という点だ。」と後ろにもって
行くか、あるいは日本語の自然さを優先させたい場合には、
「~驚異的なのは、~ということ(だ)。」として「点」を使わずに
済ませることもできます。
英語から日本語に訳す場合には、このように動詞より前に
ある名詞を、セットになっている形容詞などから引き離して、
文の後ろにもって行くと、座りが良くなることが多々あります。
結局、この広告コピーが翻訳文なのか、翻訳文を元に日本語の
あまり得意でない人が作文したのかは不明ですが、最後に、
書いた人もチェックした人も、きちんとした日本語教育を受けて
ないかもねー、と思える一文が登場しました。
「~史においてさん然と輝く~」
この方、よほど「において」がお好きなようです。
さて、次の文と比べてみましょう。
「~史にさん然と輝く~」
どちらが自然ですか? ネット上には「おいて」付きの表現も
あるけれど、真似をしてはいけません。
上のような表現は、まともな新聞にも本にも載ってないはずだし、
テレビでも言うはずがない。日本語の使い方をよく知らないのに、
適当に「勘」で書いているとしか思えません。
誰かっ、直してやれよ!

直後に「マスターピース」という、ほかに「傑作」とか「名作」とかの
言い換えが存在するカタカナ語も登場して、この奇妙な広告文は
終わります。
こんなダメ文、広告とはいえ大新聞に載せちゃダメじゃん!
なんで、みんなしてスルーしてんのさ!

驚きすぎて、というか呆れすぎて、とても疲れた出来事でした。あーあ。
(おしまい)
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