季節ものといえば、そろそろ新海苔の季節ではないですか!
あ~、なんか、そわそわしてきた~。
昔から海苔はたまに買っておりましたけれど、そんなに興味はなかったのです。
うちで海苔が欠かせない存在となったのは、今年の春先の遠足がきっかけでした。
「車は動かさないとエンジンが錆びて、壊れる」という強い信念をもつおとうが、
「どっか行こう」とうるさいので、「木更津でも行くかな」と計画してみたのです。
なぜに木更津? いや、アクアラインの出口のそばの畑の真ん中に、アサリフライの
おいしい店があるという噂を耳にしたからです。好き嫌いの激しいおとうですが、
アサリが好きで、フライが好き――これなら、文句はなかろう!
ところが、高速を降りて田舎道を迷いまくりましたけど、ようやく到着した小さな店で
食べたアサリフライは、普通においしいものの、感動するほどの味ではありませんでした。
そして、店の入口付近にうずたかく積まれていた海苔を、何気なくおみやげに買って
帰ったのです。それを夕食時、ビールのつまみに出してみると……
あれ、これ、うまいっ! (ふたりして、感動しきり!)
唐辛子味の味付のりだったのですが、海苔のいい香りと、パリッとした軽い食感と、
口どけの良さと、コクのある味……ここしばらく、味わったことのない味です。
それは、千葉は木更津・金田漁協の、「あま海苔」という海苔でした。
この一件ですっかり千葉の海苔のファンとなり、「海苔ハンター」と化したふたりは、
さまざまなおいしい海苔を求めて、あちこちに出没することとなったのです。
(つづく)