この店の設備不良が見付かり8月の大半をかけてやっと整備が出来た頃を見計らう様に…。
数週間ぶりに取った休日に起った上野店の漏水漏電事故。
店の隅々迄丁寧?に天井から入り込んだ(給水管の)水が全ての家具·備品·レコード等々を水にひたしました。
普段なら所狭しと無造作に増やし続けたレコード達で色々なリクエストや選曲を喜んで頂けますが、こんな時は何でこんなにココに増やしたのかと後悔ばかりです。
だって1枚1枚の状態に差はありますが、結論は元には戻らないからです。
工事の事は勿論、補償の事も解決が付かないまま
気づけば事故から1か月半が経っています。(今日話が大きく進みました。)
ここに来て、更に横浜店の設備工事迄加わり空いてる時間があっても店を開ける余裕は無い感じです。
本当は合間に開けて、又翌日から暫く休んでとかと思いますが中々そういうのは難しい。ロスも多くなりますので。
でも休んでいても、週に4日は店に行って店内の様子見をしたり、レコードやお菓子類を運んだりロスが出ない様に見えない努力をしています。
しかし、8月頭から丸2ヶ月もの間、色々と多忙な状態とはいえ休業が続くと段々近所の人と顔を合わせるのが恥ずかしいなぁと感じたりします。でも、少しでもこの店に立ち寄り此処で出来る事は此処でやったり愛着を感じていますから、ついつい来てしまう。そして次の予定迄の時間を過ごしてから外に出ると、誰かしらに顔を合わせてしまう事も多い。その度に、色々と開けてない言い訳や説明をするのも段々厳しく、負担に感じてきます。
顔を見て、ホっとする方もいますが…
ここからは昨日(10/3)の話と今日の心境…
いつも通り、用を済ませて店先に出る時の緊張感。
昨日も定期的に来て頂くご近所のお客様にドアを開けた正面でお会いしました。(絶対このブログを読まれない事を確信して書いています。悪口ではありませんし。)
お客さん「まだ休んでるの?」
私「はい、上野や横浜の工事が終わらないので…」
お客さん「随分腕の悪い職人さんね!」
私「いえいえ、素晴らしい技術力の人達ばかりです!!」
私「まだ補償の話が解決していないので工事が進められないのです。」
お客さん「お菓子とか大丈夫なの?!」
私「はい、別の店で使ったりしていますから問題ありません。」
私「後は、子供達の居場所にいつも寄付したりもしてますので…」
お客さん「店を開けないで、無駄ばかりね!!」
別にここまで言われる事は無いと思いますけど…
まあ、まあ心配して頂いているご意見だからとグッとこらえて。
私「今は、この店を開ける事の前に補償や被害の事を解決する事が大事ですから!!!」
「では、行って来ます!!」と話しを切り上げてその場を後にしました。
[無駄ばかり]と考え始めると自分にとっては、この空間の存在自体が無駄の固まりです。でもこの場所を好きでいてくれる方にお会いする事。お菓子を買いに来たいと言って貰う1人のお客様の意見で大量に仕入れて売場を再開したり…
無駄とか、損得を考えてこの店に通う日は1日もありません。
500円の売上の為に5,6万の在庫を仕入れるのも何とも思わない。
リクエストに応える事。
奉仕する事。
用意しておいて来られない事は良しとする。
リクエストを貰っておいて、次の機会に無い事の後悔が一番嫌なのです。
そういう営業哲学です。
毎日開けていても「道楽」と言われたり…
色々予定が立て込んで休みを入れると「やる気無い」と言われます。
そんな事を自分では一度たりとも思わず、考えず、1人1人のお客さんが来てくれる事に嬉しい気持ちで過ごしています。
きっと理解されない考えだとは思いますが。
次にこの店を開ける日が来たら、そんな感じでいますので。って?
その考えが、どんな感じなのかは多分解って貰えない境地に達しているのだと思います。
勿論ありとあらゆる事を経験し、辿り着いた?状態です。
ある意味[無]なのです。
だけど、色々やり尽くし、欲も?覇気も?無い今の私にもうっすらとした構想は持っています。ここまで来ると考えに対する熱も、頭の毛も(関係無い)どちらもうっすらになります。
現在5箇所に分けて保管してある大量のレコード達をいつかのタイミングで1箇所にまとめて…とにかく凄い量です。
それが全部収まり又増えて行く事も可能な位大きなスペース。自分の得意分野に限定されますが、その音楽を集約した頭の中に映像化されてる空間。
今日迄に各地で営業して来たウン10軒、ウン10年のレコード?飲食店?人生の集大成の場を完成する日に向けて…
今日出来る事を、今日やれる事を、やって行きたいと思います。
無駄ばかりで、効率の悪さが持ち味です。
又、そのうちに…