
部屋のなかが散らかったまま、なかなか掃除ができないなぁと眺めていたら、そら恐ろしいことに気付いた。
キキララのポーチ、
コンビニで徹夜の日に買ったドラえもん、
リラックマのファイル、
チョコレートの匂いがするメモ帳。
そして消しゴム。
(;´∩`)
これは、小学生の部屋と同じではないか?
もしかしてけしごむはピーターパンなのではないか?
そんなことを考えてしまった。
ピーターパンと言えば、昭和40年代生まれにとっては
まっ先に榊原郁恵ちゃんを思い出すところであるが、
けしごむにとっては他にも思い浮かぶ人々がいるのである。
若かりし頃、田舎の実家そばに水上スキーの先生が引っ越してきた。
その先生はアメリカ人、奥さんが津軽生まれのしっかりさん、
キッズは3人、猫1匹の一家であった。
古くて味のある民家に移り住んできた一家。
はじめは周りのおじいちゃん、おばあちゃんもなんだかぎこちなく接していたのだった。
ところが、日曜日にある奉仕作業の草むしりでは、人一倍働いてくれたその姿に
少しずつ「ボートの先生、ボートの先生」(本当は水上スキーなのだが)と呼ばれるようになり、
1年後にはすっかり町の愛されキャラになっていたのだった。
そんなボートの先生が、足を骨折し、動けないわヒマだわとの噂を聞きつけた。
ある日の仕事帰り、けしごむはボート家を訪ね「英語を教えて」と懇願した。
そこから友人と3人で週に2回、英語を教えてもらうようになったのだが、
これがものすごくユニークな教育方法で、教科書的なうっすい冊子を持っていくだけで
ほとんどが実践でやっていく。
グーッドイーヴニィィっング! と言って入ると、芝居稽古の準備が整っていて
「今日は晩餐会」
「今日は普通のディナー」
「今日は買い物に行ったことにしよう」
と、それぞれ決められたテーマに沿って、アメリカでは実際にどうやって
その場を過ごすのかを体感させてくれるのだった。
特に、休憩の時にふるまってくれるおやつは全部アメリカのお菓子で
今思うとオーガニックの何かやポテチやアップルチップス、
たいそう感動する美味さのココアなど
本当によくしてもらったのだった。
バターをすすめるマナーや優しさ、とか
お祈り、とか
LとRのラクラク発音とか
苦痛など一切ないレッスンで楽しく学んだのだった。
そんな中、津軽弁の奥さんが加わると、ボート先生の表情も少し引き締まり
遊びや休憩が少なめだったのが印象的だった。
時々、好きなヒーローについて話す時間があって
そこでいろんな正しい発音(呼び名)を教わることが多かった。
ダナ・ダーーーーーーーック!(ドナルドダック)
マックダーナる(マクドナルド)
ぢゃねっ(ジャネット・ジャクソン)
“び”ーろー…(ビートルズ=びを強く発して最後を…にする)
こんなふうに覚えろ、と言われたら
悪ふざけが大好きなけしごむらにとって、何ども練習するに決まっているのである。
そして前置きが長くなったが、何が言いたかったかというと
ピーターパン なのである。
いつものようにレッスンに行ったら、今日はピーターパンごっこだと言われ
ティンカーベルやらフックやらの小道具をつけさせられ
先生がいちばんカッコいいピーターパンの役をやり
22時頃までずーーーっと
ぴーるーぺぇぇあぁぁああんっぬ!
と叫びながら追いかけっこをさせられた、ということを思い出すという、
そんな話をしたいだけなのだった。
【本日の消しゴム】
こういう可愛いものがあると癒されるのだ。