自営業 Fさん

53才、再婚、650万、子供あり。加古川。

 

プロフィール写真と実物って違うこと多い。 とにかく日焼けして真っ黒。

その感じが 田舎って感じがしたけど、受け答えは 紳士的で素敵だった。

 

20代後半で会社員を辞め、実家の仕事を手伝うことになり、父親から引き継ぎ経営者として働いている。父親と意見が違うところもあり 両親とは別に家を構えて自活している。

元妻との間の長男を引き取って 二人で生活している。聞くと、家のことは 親にも手伝ってもらわず この方が全てしてるって言う。

自分の帰宅時間が遅いのに、必ず自炊して子供に食べさせて、夜中に洗濯して 学校にはお弁当も持たせて会話もあって そんな生活をしている。そんな話を聞いて、

えっ?本当にそんな人がいるの?  と驚いた。

 

 

 

その子育ての仕方に、色々次々質問してしまう。初めは そんなにその話をしてくれなかったけど、そのうち随分色々な事を教えてくれた。

 

 

 

お見合いでの子育て論に、私は楽しかった。

でも、Fさんはそうでもなかったみたいで 翌日お断りの連絡が来ていた。私は結婚の対象ではないと 途中から思ったんだろう。

だから、最後の方は私に合わせての雑談だったのかもと思う。

 

 

 

 

 

 

私が次男を妊娠している時に、元夫は出て

行った。ある日 自分の 必要な物を持って

行くために元夫が帰ってきた。

 

 なんとか話はしたが、床に座り込んだ私を

突っ立ったまま 上から見下ろし、

 

 

 

その腹の子供の父親は、おらんもんと 

思えよ。          

 

 

 

その一言、そのまま部屋を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 じゃあ、誰の子供なん?誰なんなん?

 あなたの子供だよ。あなたの子供じゃないの?違うの?

 

 

 

 

子供の母親が誰であるかで、自分の遺伝子を持っている子供であっても、好きか嫌いかが

決まる。

 

女と違って、男にとっての子供の位置付けっていうのが わかった。  全く違うんだな。

 

衰弱した思考でも、どこか 冷静にそう考えた。20代、そんなふうに脳にインプットするには充分過ぎる体験でしょう?

 

 

 

それ以来、色々な子育て美談は耳にしても、

経験から 男の本質的なものは分かっていたから、本当にただのお話と聞き流していた。

Fさんから発せられる話は、俄に信じ難かった。

 

 

 

 

でも リアルな内容。本物?  つい質問する。

原寸大の言葉には迫力がある。

私の前に座っているこの人… 自分の子育てを

してるんだ 。って思う。

その時の 私の抱えている問題にも、彼自身の答えを持っていた。

 

 

子供に対する想いや教育の仕方が、男の子育てだって思う。多分母親と違う考え方。

軸がしっかりあってなかなか論破は難しそう。質問してもブレない。本物だ。こんなお父さんに育てられた息子さんは、ちゃんと自分の足で立ち 前に歩いて行くんだろう。そう感じる。

 

 

 

 

男と女で子供を育てるってそういう事なのか。

父親か…。

 

 

 

私は仕事をしたいし、家にいて支えて生きていくのは無理。でも覚悟のある、ついていける人はきっと幸せになるよね。…あ、私 断られてるんですが。

 

 

 

男の人に対して、意図せずも思い込み 偏見を持ってしまっていた事に、反省と発見のお見合いだった。実はなんとなく、子供を引き取る男性に対し、うがった見方を持っていた。

 

 

Fさんに会って、男性の今まで見たことのなかった所が見れた。父性には、私の知らない奥行きや深さがあったよ。 知れて良かった。

 

 

 

本当は、お見合いだったんだけど…。

この年になっても、新しい発見っていくらでもあるんだね。